せんだって日記

せんだって日記

2004.09.13
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 せんだって、割に合わない仕事であちこちうろうろする。どのくらい割に合わないかって、時給計算したら420円くらいかな、今のところ。ナチュラルボーンデスクワーカーである拙者にとって、外回りはキツいでござる。夏まっさかりのころに比べて過ごしやすい気候なのが幸いだが、昼間はまだまだアツイでござる。忍者気分で歩いちゃいても、六尺のサラシは地べたを這うばかり。幸運なのは、土地勘のあるところばかりだったので迷子になる不安に襲われることもなく歩き回れたこと。みんな駅から遠いところに会社を構えるのはどういうことだ。里を抜けたばかりに理不尽な仕事に追われるなんて、嗚呼。
 午後も半ばを過ぎて小腹が減った拙者は、ちょうど新宿にいた。目的地には小一時間の距離、アポは一時間後。ブログなので食べ物のことを。
 慎太郎が焼き払いたくてウズウズしてる(と噂される、あくまで噂ではあるが、火の無いところに煙は立たないっていうか、火事になっても消火が難しい、そして実際に不審火があった)思い出横丁に向かう。
 ここは戦後のバラックがそのままに近い形で保存されている昭和テーマパークである。
 入園料を払って横丁に入ると、主に飲み屋と食べ物屋が軒を連ねている。不気味なほど出汁の効いたラーメン屋や本物のメチルを出す一杯飲み屋、油染みた店内で太平洋スープを味わえる店もある。
 この横丁に、中国人がうろ覚えでデリカテッセンを始めたがなんかうまくいかずスペインの侵略を許したようなリストランテがあり、拙者はさみしい時や新宿で小腹が減った時によく利用しているのでござる。
 昼も半端な時間なのにわりかし混んでいる。
 カウンターしかない店内。拙者の左側にはライトグレーのスーツをノーネクタイで着ているおじいさんがいて、ビールを大瓶でやりながらソシュールの『一般言語学講義』を読んでいるでござる。向こうにはメチルを酌み交わしながら船のプロペラの話や宝くじの必勝法に夢中になっている父娘。3時前。
 拙者はカウンターの中のガイジンに「ソイ丼」と申しつけたのでござる。

 ソイ丼をかっこみ、中の大根の葉をシャリっと咬んでいると、隣に化粧を失敗しているおばちゃんが座った。注文したのはご飯とマカロニサラダ。マカロニサラダをオカズにご飯をちびちび食べている。なんかすごい。こんなの初めて。
 あ、拙者そろそろ行かなきゃ、と思ったので店を出たでござる。急いで食べたあとで走ったので片腹が痛くなった。

soydoon





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最終更新日  2004.09.16 22:10:52
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