せんだって日記

せんだって日記

2004.09.18
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 せんだって、かつて流行の中心地であった渋谷428に出かけた。

 主に、もはやお役御免となった過去の印刷技術に関する展示。
 小規模ながらいろいろなものが並べられていたのだが、メインは電算写植機の原版を手にとって見られることと、活字を拾ってなんと買うことができること。
 活字ってのは、グーテンベルグが発明した、すべての印刷物に対応できるよう文字をバラで組み合わせる版画の原版の、その文字ひとつひとつのことですか?
 書物を大量に刷ることができるようになったことで人々の教育水準が上がり、産業革命の引き金になったとかならなかったとか。
 もっとも金属活字の活用はむしろグーテンベルグ以前からアジア方面で盛んだったという話もある。
 ウチにも一冊、グーテンベルグ版のTHE BOOK第二刷があるが、綴じがそろそろ危ない。
 電算写植機は、和文タイプライターの活字の並びをフィルムに焼いて光学的に印刷するもの、らしい。活字の摩滅を心配しなくていいし、一個一個活字を拾う手間もいらない。ちょっと前まで大発明だったのだが、コンピュータのデジタルフォントの出現でコスト高い面倒なシロモノになってしまった。でも、すっげーイイ書体が多い。コンピュータにはまだ本当にイイ書体を使うことは許されていない。ざっくり言えば著作権保護の問題だ。

 そこでフラストレーションをためた客を待っているのが活字の棚である。
 ずらり並んだ金属活字。昔はどこの町にも写植屋さんがあって、職人が電光石火の速度で文字を組んでた。
 アレが体験できるのだ。そして、買って帰れるのだ。
 本名の漢字を全部集めるのはほぼ不可能と判断(使用頻度の高い文字はもう売り切れだし、オレの本名にはレアな漢字があって探すのが面倒)して、他の字面を組むことにした。
 ひらがなはいろは順で並んでたので楽に探せたのだが、「記」の字がなかなか見つからない。わりと使用頻度の高い文字だから目の高さにあるだろうと思っていたが、もう全然みっかんないの。職人ってすげー。すでにカラの枠もあるので内心ぞっとしてたときにやっと見つけた。部首が近いものも近いとこにあって、似た漢字が並んでてわかんなかったってのもあるが、漢字ばかり見てると意味が消えてほんとうにわからなくなるあの境地に達してたというのが真相だ。職人ってすげー。
 活字の金属ってやたら重くて、ピンセットでつまみあげるのもコツがいる。あわてて拾った「記」を、重さのあまり取り落としたほど。たった七文字なのにずいぶんな手応えになった。
 せっかくなので、日記のタイトルにしてみた。
 カッコイイ? モテそう? マジで?

katuji

 これは「二号」というサイズ。一個200円。1400円(税別)のネタ。高えyo!





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最終更新日  2004.09.21 03:21:03
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