せんだって日記

せんだって日記

2005.01.12
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 せんだってから夜更かしが続いている。
 包み隠さず告白すれば、正月休みからの軟着陸に失敗。寝坊が基本の生活が続いている。
 年明けしてからは、比喩的に、まったく仕事をしていない。
 フリーランスの殺し屋であるジブンにとって、仕事をしていないということは無収入と同義である。
 こりゃモテない。金がないからな。金さえあればモテモテライフに決まってるのに。

 深夜にすっきりした気持ちでDVDを止めると、黄色っぽい画面が一転、白銀に輝く峻険な山を映し出した。

 CATVのスキー番組だった。
 スキー競技をテレビで見るのが好きである。
 別に、あったかい部屋でぬくぬくとしながら寒い山で必死に戦っている男を見ていると偉くなったような気になるということでは断じてなく、スタートからゴールまで通して見ることができるのがいいのだろう。


 むき出しの肉体が物凄いスピードで、落ちるように滑って行く。
 選手は、引力をエッジで巧みにコントロールしている。
 スキー板が立てる硬質な音は、凍った斜面の硬さを想像させる。
 どんだけ寒いやら、どんだけ速いやら。

 いろいろな競技があるが、ジブンが好きなのはダウンヒルだ。

 ゲレンデのてっぺんからゴールまで、関門をくぐりながらのタイムトライアル。回転系と比べて、コースが過酷で動きが派手でスピードがある。いい見世物だ。すばらしい。
 いろんなコースを回るツアー競技なのも楽しい。大ジャンプがあるコースや高速コーナーが見所のコースなど、どうにも見世物だ。すばらしい。

 こないだ見た時は、コース終盤にやっかいなギャップがあるらしく、たくさんの選手がまったく同じ状態でふっとんでいた。
 左カーブの立ち上がりで、外足である右脚が跳ね上げられてビョーンと。このビョーンはスローモーションを見てて脳内に流れるSEだ。マジで「ビョーン」としか当てられないように飛ぶ。
 コーナーでの外足はふんばっているので、跳ねられた時にショックを吸収できないのだろう。
 すげえスピードでコントロールを失うのだから怖いんだろうとは思うが、見てて感動する。


 だからだろうか。滑る感覚が伝わりやすい。
 ゲレンデでムチャ滑りする感覚と近いのだ。
 通常、アマチュアスキーヤーは、あのスピードで滑ることはできない。危険だもの。
 ダウンヒルは「やってみたい滑り」そのものだ。

 無人の斜面を物凄いスピードで限界に挑戦。

 ギリギリの感覚、いいなあ。

 越えてはいけない年を越し、仕事の納期もギリギリ。





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最終更新日  2005.01.14 01:56:40
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