せんだって日記

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2006.01.10
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 小説家の川端裕人さんのブログ「リヴァイアさん、日々のわざ」に うわっ、ゲーム脳の講演会!

 この意義あるエントリに私は身も蓋もなく乗っかる。

 世田谷区が主催する講演会で「ゲーム脳」の森教授が一席ぶつということを、お子さんが持って帰ったチラシで知り、学校に意見したという。

 ただ単に「ゲームばかりしてちゃいけません。めっ」と言うためだけに、科学未満のあやしげなオカルトを用いるのは好ましくないということだ。

 川端さんの文章は非常にわかりやすく、なぜ「ゲーム脳」がダメなのか、区や教育機関が、インチキなニセ科学を未検証のまま「正しくまっとうなもの」として、子どもに提示することの害悪を説いている。

 オカルトの「ゲーム脳」を科学的ななにものかとして扱うことは、親御さんがゲームに感じている怖れよりも、害がある。
 真っ赤なウソ、ひどいインチキを、子どもに向けて「これは科学だ」ってことにしちゃうわけですからね。
 「ゲームをすると自閉症になる」といった森教授。


 このたわごとを正しい科学だと、アソコやココの自治体は子どもに示したわけです。もう手遅れのところもある。
 いままで自治体とか親どもは、インチキ理論を「正しい科学なのよボクちゃん」と言い、森教授の小遣い稼ぎに協力してきたわけです。
 川端さんは、たまたま子を持つ親であり、たまたまこのたび「ゲーム脳」脳の害に直接触れたために、声をあげた。
 リンク先にもあるけど、人は火の粉をかぶらないと行動しようとは思わないものだ。
 その、怠惰、ってんじゃないけど、実際に火の粉をかぶってからじゃないと動かないという人間の性質の隙を縫うように、子どもがウソを教えられてるってのは、えー、悲劇ですわな。
 中学出てりゃ、「ゲーム脳の恐怖」は取るに足らない寝言だって判断できるようにならないとイカン。そのように教育制度がハンドルされることを望む。

 そして、せっかくなので、「ゲーム脳」を論理の後ろ楯にした過去を持つ神奈川県知事のブログにトラックバックすることによって、川端さんの意義あるエントリを、怠惰とオカルトの代表である阿呆な自治体とリンクさせようと思う。
 オカルトに行政をハンドルさせてたまるか。





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最終更新日  2006.02.07 00:02:59
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