せんだって日記

せんだって日記

2008.02.07
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テーマ: お勧めの本(8053)
カテゴリ: カテゴリ未分類
 せんだって、看破した。

 恋愛資本主義がわかった。

 人々がここ数十年にわたって病んできた病「モテ」の、モテることで幸せになれるかという命題の、答えが出た。

 一連の読書でそれは現れる。


 ああ。
 「恋愛資本主義」ってのは「恋愛はすばらしいので、もっとお金を使ってオシャレしてオシャレな遊びとかしてモテたり愛されたりして、彼氏や彼女ができたらデートとかレストランとかでまたお金をどんどん使って、金持ちと結婚して勝ち組になってもっとお金を使いなさい。できなきゃ死ね」という風潮です。
 男女とも、そういう価値観によって、イケテルとかカッコイイとかカワイイとかいう方向に走らされてきたわけです。行先は無限の出費で、そうすることで幸せになれるかどうかはだれもわからない。

 そういう概念の発見は


電車男

を受けて書かれた


電波男



 本田透が「キモメン」の立場から、純愛とか恋愛とかいう女性が、本当は「金」と「顔」だけで男を値踏みしているじゃないか、しかも「優しい金持ちのイケメンがアタイを見初めてくれる」的なキモッチワルイ妄想みたいなリアリティのない恋愛を夢見てるじゃないか、もうなんかこうアレだ、エロゲーの方がマシだと、愛を叫んで脳内恋愛に走る。


 本田透がここまで叫ばねばならなかったのは、むかし、「頭のいい大人」が若者に「恋愛」を与えて死ぬまで金を吐き出させればマーケットがごっつく広がるということに気がついたから。
 「恋愛資本主義」の誕生。
 恋人はサンタクロースなので、滑れもしないのにスキーをしたり、シティホテルで恋人と12月25日の朝を迎えたりしなさい。できなきゃ死ねという価値観の萌芽。

 そのことがほぼ完璧に解説されていて眼の鱗が落ちるのが


若者殺しの時代


 嫌な時代になったものじゃないか。なあ。

 堀井憲一郎の名著を受けて、現役ニートの立場から書かれたのが



若者を見殺しにする国


 赤木智弘くんは、雇用問題と恋愛資本主義 (男は金を持ってないと恋愛の土俵に上がることができないという面) に包囲されて行き場を無くして絶望し、この閉塞感を破ってくれるのなら、男が減るうえに平等な雇用が生まれる戦争状態に賭ける、賭けて悪いかと、左翼からの大転向をしたうえで宣言する。


 非モテ、ニートなど、恋愛資本主義社会の中で一方的に搾取される側なのは男だけだったのかというと


モテたい理由


 女性も疲れていた。でも、いまさら止められない。

 自分磨きに金使うとモテるぞスイーツ(笑)。流行の服を死ぬまで買い続けろよスイーツ(笑)。そういうファッション誌の分析から、ジェンダーのねじれの解読(戦争がないと男性性は飼い殺しにされて死ぬ)。
 同性に監視されて、横並びの中で些細な差を喜んだり (私だけが持ってるバッグ) 羨んだり (あの子はカワイイ、ハーフだから) する「女」の性質はとっくに自家中毒に陥ってて、モテるためにかわいい服を着ることは果たして幸せへの道だったのかいや違うだろうだけどもう引き返すことはできないし。
 『モテたい理由』読んでると、なんかもう泣けてくる。気の毒でかなしくて。




 どうしたらみんな幸せになれるんだろう。


 その答えは



 上の四冊(電車男はもういいよな)を読むと見えてくる。
 答えは自分の中に、自分なりのカタチで出てくるだろう。
 きっと僕の見えた像とは違うだろう。万華鏡みたいなもんで。


 そうだったらいいなと願う。


 もうぼくらは踊り疲れていいころだ。






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最終更新日  2008.03.02 01:23:46
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