せんだって日記

せんだって日記

2009.10.16
XML
テーマ: 夏休み(968)
カテゴリ: 旅行記
 せんだって、お盆に田舎に帰省した私だが、「たらいこぎ選手権」に参加もした。

 大会の様子はこんな感じでした。

http://picasaweb.google.com/taraikogi/23#

 町おこし的な感じの夏のイベント。いちおう「元祖」と謳っている。

 池に浮かべたたらいに乗って、手でこいで進むレースだ。

 大会の前の日に公開練習ってのがあって、会場の池で練習させてもらえるようになっている。
 だってさあ、たらいに乗って手で水をこいで進むなんてやったことねえだろ。予行練習はしておきたいよね。


 やってみてわかったコツとしては、たらいの真横で水をかくと進みが良い。しかし、その部分はたらいの直径部分なわけで、最も幅がある。つまり腕が長いほうが有利な競技ってこと。

 何往復もさせてもらえるので、たらいの中のどの部分に座ったらいいのかとか、上半身を伏せたほうが長い時間水をかけるなとか、いろいろと試しつつ、池に浮かんで遊んでた。

 翌日の本番は案の定アレですよ。筋肉痛。

 明らかに稼動域が小さくなっている。痛いので動かせないのです。

 しかし、もう参加申し込みもしてるし、レースしてみたいし。
 出るからには全力。それが祭りの楽しみ方だ。

 最初は勢い良く出ましたよ。隣の選手と競り合いましたよ。後ろになると水をぶっかけられるのだ。予行練習でつかんだコツを意識して、脳内で筋肉痛のスイッチを切って、伏せてガンガンですよ。

 乳酸が貯まる。
 知識としては知っていました。自転車マンガ『OverDrive』を読んでたからな。

 脳が指令を出しても、筋肉が動けなくなっている。
 腕を動かすことが、マジでできない。

「…この境地かッ!」と、ちょっと感動したね。

 痛覚は騙せるんだけど、筋肉に乳酸が貯まると本当に動かなくなるんだね。
 もう気合とか根性じゃない。


(某国で格闘術の軍事教官をしていた友達に聞いたら、動かなくなってから動かすのが「根性」って言われるヤツで、スポーツの世界の根性論は、この境地からじゃないと意味が無いという意味の話をされた。動かすのか、精神力で!)

 いや、びっくりした。
 子供でもジャバジャバ進んでるのに、上位の人はすでにゴールしてるのに。
 オレは池の真ん中へんに浮かんで、たらいのフチで手首だけ回してる。それしかできないし。
 練習のし過ぎで、本番をしくじったでござる。

 進行を遅延させてしまうなんて、屈辱だッ。恥だ。

 汚辱にまみれながら、沼臭いカラダで妻と一緒におにぎりを食べていると、アキアカネが池の周りを飛んでいるのが見えた。ツクツクボウシの声も聞こえてくる。
 盆の東北の山はすでに秋の気配を出し始めていた。

 オレの公式記録は2分54秒16。
 コースレコードは1分15秒80。
 距離は42.195メートル。

sukebedragonfly





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.10.17 02:06:40
コメントを書く
[旅行記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

せんだって日記

せんだって日記

カレンダー

コメント新着

背番号のないエース0829 @ 稲垣潤一 “ September Kiss ” に、上記の内容に…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: