せんだって日記

せんだって日記

2009.12.16
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 せんだって tumblr で拾った名言で「森にいそうなのが森ガールなら、俺たちゃ家ボーイだ」てのがあった。




 ところでオレが黙ってた間に森ガールが一人歩きしてるらしいな。

 ウチの妻はmixi「森ガールコミュ」ができたあたりから入ってる筋金入りの森ガールで、当然、元・オリーブ少女だ。今日もモリゾーみたいな格好で編み物をしている。

 森ガールとは、なんか「ハチクロのはぐみ」みたいなのだ。はぐちゃんから才能を抜いたものが森ガールだ。

 元は「森にいそうな女の子」が定義。

 メディアで言われているような定義は、アレ、うそだ。流行をつくると儲かる人たちがいるからな。


 そういった代理店発想で、テレビでも「流行の森ガール」が出たらしいが、テレビに出ちゃったらムーブメントとして終わりでしょう。
 とくに日経トレンディの記事は酷かった。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20090520/1026380/





 森ガールってファッショントライブは要するにフォークなガーリーでしょ。
 ケルト・ゲルマン様式というか、北側のヨーロッパ趣味でしょ。ドルイド僧やムーミン谷住民のイメージでしょ。森ガールはターシャ・テューダーみたいに老いたいわけだよ。

 もともとは雑誌『オリーブ』に内包されていたような、定番のファッショントライブだよね(ふわふわしたワンピースなど)。そう考えると『オリーブ』が束ねていた女の子の趣味のカバー領域のすごさに舌を巻くのだが。
 『オリーブ』が滅びて散逸したコミュニティがmixiに再集結した。『Spoon.』が加速して乗っかった感もあるね。
 喩えるなら、ソビエト連邦が崩壊してあちこちで国がこう…、トルクメニスタンみたいなのができたり、スロバキアとチェコみたいに別れたり、そんな風な民族のバラケ方に似てる。

 ロハスでナチュラルで北欧東欧系のユルい装いなんて、ゼロ年代(笑)初頭の「まったりほっこりカフェブーム」のころから顕在化してたじゃないか。

 もともと存在するファッション傾向に名前がついただけで、新しく出てきて流行したわけじゃないよね。
 もともと、というか普遍的にある少女趣味のファッション傾向なので、マーケットも見えてるし商品化しやすい(=流行している、と代理店が煽りやすい)だけでさ。
 メディアで「流行してる」とされた瞬間に、流行ってるからという動機で森ガールふうの格好をして、アタシったら流行に乗ってイケてると勘違いしてるイナカモノがカモにされるといういつもの構造ですね。

 で、宇野常寛(「宮台先生、かしこいボクを見て!」と泣きながらブーメランを投げ続けるイタい芸風で有名な評論家)は、メディアの情報に踊らされて流行していると勘違いした挙句に『サイゾー2009.11』において森ガールを語っている。
 なんとグローバライゼーションや高度消費社会などの言葉を持ち出し、「自意識(!)」や「システム(!)」なんつう評論ブーメランを投げている。

 はてな界隈なんかも滑稽な議論で渦巻いたりしとるな。

 いつの時代でも、洋の東西を問わず。
 ムーミンの人型女性キャラにはファンはいるし、ハチクロのはぐみはガーリーな女の子の典型だし、蒼井優はかわいいし、ターシャ・テューダーはわかりやすいロールモデルだ。
 タカラトミーの「こえだちゃんと木のおうち」は、森ガーリーだろ?

 単なる普遍的なガーリー趣味を流行させたり批評したり自意識を探ったり、そういう不毛な行為は趣味が悪いし頭も悪いと思う。



 このエントリは、せんだって「もみじ市」に行ったときに、森ガールが殺到してて、とくに食い物系の屋台がソヴィエトみたいに難民行列してたことに怒ったものです。





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最終更新日  2009.12.17 01:41:13
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いつも何ですが、おひさしぶりです。  
acoyo さん
過去にいろいろ呼ばれた身としては、まだやってんの、ってなとこですな。よくよく小娘が何やってんのか、おっさんは気になると見える。放っておいてやれよ。
 ただね、私もちょっと思ったりすることはあります。洋は、年頃の小娘のするカッコって基本、ヨロイなんですよね。自意識をむき出しにするか、覆い隠そうとするかの差こそあれ。
 んで、うちは山の中で寒いし、元々ぬくぬくしたカッコが好き&中年太りなもんで、「森にいそうな」どころか、「森に居る」ノンノンそのものです。うちではそういうのを「田舎の子」と呼んでます。シーゴラスがまた田舎の子敵装いさせるのが大好きときてるもんで、私はブルガリアのおばちゃん。 (2010.01.04 13:54:01)

Re:いつも何ですが、おひさしぶりです。(12/16)  
せんだって日記 さん
acoyoさん

やあ、どうもどうも。今年もよろしくお願いします。

「森ガール」は代理店のオッサンが小娘の流行を作ったり気になったりというより、まず自称スタートなんですね。
「私たちはピンヒールやミニスカじゃないよね~」という団塊ジュニアのお嬢さんたちが、ゲルマン・ケルト・スラブ系のテイストをふわっとした解釈でローカライズしたファッショントライブとしてmixiに現れたもので、旧オリーブの残党がそれを雑誌で特集し、メディアが「流行ファッション」という形で食いつき、消費経済として拡散したわけですが、出自は部活動的なノリなんですね。
おナチュでガーリー、というか。まるで白夜の冬の午後一時のようにのんびりしたものだったのです。

「呼ばれた」というより、自称「森ガール」サークルが、いきなり商業ベースに乗せられた。「おっさんが気になる」というより、金になる。だもんで、放っといてやれよとはまさにそのとおりですね。

そうそう。自意識。
年頃じゃなくても、衣服はヒトの自意識の現れ。自分がどう見られたいか、が丸出しです。
鎧です。
で、その鎧がまたイケてるかイケてないかという自意識競争になる無限地獄。

豊かでのんびりした専業主婦、北欧の森の妖精、ファッション誌の情報に追い回されたくない、など。そっちサイドの道を選んだ女性のファッショントライブが商業主義に食われたケースでもあり、さらにここに「ガール」という女性の自意識問題で頻出するタームが使われたことで社会学というか批評家スジやはてな論壇からも目をつけられるという悲劇があったのです、2009。

ああ、森ガールを語ってしまった。

「田舎の子」いいですね。ハンガリーのおばあさんみたいに暖かそうな格好で、でも細部に気が利いていたり、素材が豊かだったり。
うちの妻はいまマタギのような格好ですが、これも立派に森ガールですね。家が寒いのです。
(2010.01.08 00:53:39)

えっと  
鹿児 さん
森ガールのどこがいけないんですか??人それぞれの好みだから、別にほっといてくださいよ。
(2010.11.15 15:27:15)

Re:えっと(12/16)  
鹿児さん

えー? 僕は森ガールをディスってないですよう。
むしろこの本文では応援しているじゃないですか。

もっと応援しますよ。それならわかってもらえますか?

フレーフレー、森ガール!

こうですか?
(2011.01.05 22:48:55)

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