せんだって日記

せんだって日記

2010.01.07
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 せんだっての正月に田舎に帰省した時のことじゃった。

 田舎といえば思い出すのはヤンキーだよね。
 語源的に考えて。昔の日本人にはアメリカ人へのコンプレックスがあって、頭の悪い層が「アメリカ人像」の解釈を激しく間違い、単にガイジンになりたかっただけの素朴な感情をああいう痛々しい形で結晶させた、畑に根ざした百姓根性の文化ですわな。

 金髪になれないので脱色した黄色い髪とか、(ブルックスブラザーズのシャツではなく)パチモンのスカジャンとか、頭も懐も貧しいゆえのニセモノでも気合で我慢しちまう感じがヤンキーのド根性だよね。

 地方の人たちにヤンキーの血が流れてるのは否めないです。
 地方というのはつまり日本全国のことです。都会とか田舎とか関係ない。
 日本人である限り、ヤンキーゲノムがあるはずです。


 そうそう。
 田舎に帰ったときのこと。

 地面から屋上までの壁面全部に「ヤンキー女」の写真。
 でもこれ、「ガイジン」としてそこにある広告なのです。

 つまり。

 白人女性のモノマネをしている日本人ヤンキー女の写真が、巨大なサイズでどかぁーんと掲示されて、パチンコ屋の店を飾っていたわけです。

 白人女性じゃないです。
 パツキンの美女の役をヤンキー女で代替しているわけです。
 彼女はガイジンのコスプレをして、ガイジンとしてそこに居るわけ。ガイジンのコスプレってのは、ヤンキー化なんですね。これは発見です。

 ふつうは恥ずかしいよね。広告として。でもパチンコ屋とその客は、これでイイわけ。

 「ここのパチンコ屋は外国みたいにイケてます。景気いいです。強いです。高級です。だってアタイ、ガイジンだもん」

 そういうメッセージを発するために、外人のコスプレをしたことで貧乏くささが増している、首と脚の短い、傷んだ髪の黄色いケバいだけの年増のスケを起用して、自慢げにそれを店の看板に据える。
 気合入ってる。

 パチンコしてる。

 偽物なのに喜んで、気合で乗り切るその感じ。まさにヤンキー。夢にときめけ明日にきらめけ。
 つかパチンコ屋ってホントにアレな。醜悪な。

 で、あまりのいたたまれなさに僕は走って逃げ出した。





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最終更新日  2010.01.08 01:37:20
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