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いわゆる「チェ・スンシルゲート」事件で現在国政をはじめ財界、教育・文化、はたまた芸能界まで巻き込んで大きな混乱をきたしているここ韓国。
その中心にいる朴槿恵大統領の支持率が経済危機で支持率が歴代最低(当時)まで陥った1997年の金泳三政権時の6%を下回り、5%となったことはすでに報道されていますが、きのう11日韓国ギャラップが発表した最新の朴槿恵大統領の支持率で衝撃の数字が出ました。
きのう夜韓国の経済新聞社系のテレビチャンネルMBNのニュースによると、調査対象全体の支持率は前回と変わらず5%のままだったのですが・・・
大統領職務遂行評価の数字。肯定的は5%で前回調査と変わらず。否定的が90%、無回答(意見留保)が4%でした。MBNニュース画面よりキャプチャー(以下同様)
世代別の支持率を見ると、20代以下の有権者(19~29歳)の支持率が驚きの・・・
20代以下 支持率0%!!
![]()

「大統領職務遂行評価 20代肯定評価『0%』 ひとりもいない」と画面に。(0%といっても視聴率の*マークのように数人はいたかもしれませんが・・・)
もはや若者は朴槿恵大統領を完全に見限った形となりました。
年代別のブレークダウンを見てもこんな感じで、軒並み支持率は低調。
20代以下0%、30代・40代各3%、50代6%、そして父親の世代からの支持者が多い60代以上でもたったの13%。今回の数々の疑惑噴出で完全に国民全体からの支持を失った形です。
そして地域別にみてもこんな結果が。

そのほかの地域をみても保守傾向が強く大統領自身の支持基盤の大邱・慶尚北道でもわずか9%の支持率しかなく、釜山広域市・蔚山広域市・慶尚南道および仁川・京畿道が各5%、ソウル特別市が6%、大田広域市・世宗市・忠清道7%などいずれも一けた台。
きょう12日(土)にはソウル市内で大規模な朴槿恵大統領「下野」ろうそくデモが予定され、警察見込みで17万人、主催者見込みで最大100万人規模となるという報道が出ています。(大統領府・青瓦台までデモがなだれ込む可能性もあるらしく、すでに警備を強化中とのこと・・・)
今回のデモは一連の疑惑で行われたデモでも最大級となるようで、特に注目されるのが韓国の中学生・高校生まで大勢参加しそうなところ。
すでに高校などで生徒たちが「時局声明」文を学校に掲げるなどしているところが続々出ているとのことで(学校側が規制しようとしたところ、マスコミで大きく取り上げられ学校側も一転認めるようになったりしています)、李明博政権時にあった米国産牛肉輸入をめぐる狂牛病デモよりももっと大規模になる予感がします。
また、大統領下野まで学生がデモで訴えるというのを見ると1960年にあった初代大統領・李承晩大統領下野デモ(最終的に金浦空港からハワイに亡命となりましたが・・・)を思い出してしまうのですが、きょうのデモを契機に、今回の支持率調査の結果をあいまって、朴槿恵大統領の早期退陣・下野に向かって秒読みに入るかもしれません。
これから年末にかけて(というか場合によっては数週間以内に・・・)韓国の政局は大きな転換期(ズバリ朴槿恵大統領退陣)を迎えるかもしれませんね。
↓ 歴史は繰り返す。何か66年前のソウルを思い出してしまうのはわたくしめだけでしょうか。
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