私的BeijingLife

私的BeijingLife

モニ村2


近くにある織物の村に連れて行ってもらうことに。

私達はそれぞれ2人の兄ちゃんのバイクの後ろにまたがり颯爽と出発!

ぐねぐねした細い山道を登ったり下ったり。乗ってるほうもバランスを取るのになかなかテクがいる。

Mちゃん達の後に私達はついていったのだが、
途中で私の乗ってるバイクが動かなくなった!

ちょっとおおどうしてくれるのよ。

Mちゃんたちは私達の異変に気づくはずも無く遠く遠く
姿も見えない。

兄ちゃんは相棒に助けを求めに走ってゆき、私は一人下ろされとぼとぼと歩いて前に進んだ。

しばらくすると近くに小学校があるのか、20人以上の子供達がどわああっとやってきた。

ここら辺でめったに見ない外人が珍しいのだろう、
きゃあきゃあ、わあわあすごいはしゃぎぶりである。
ハロー!ハロー!マダーム ぎゃあああ
一斉に手を振ってくる。

普段はちょっと子供が苦手な私だけど、彼らのあまりの無邪気さに思わず笑顔。
私が写真を撮ってあげようとすると、大興奮でさらに多くの子供達が集まってきた。こっちに向かって手を振ったり、ポーズを決めたり。かわいい。かわいすぎる。

好奇心満々のとびっきりの笑顔、元気いっぱいの子供達。これが子供なんだなあって天使みたいだよなって
私は思った。
今の日本がなくしてしまった笑顔がここにあるような気がした。

そうしている内に前からMちゃんを乗せていたおにいちゃんが私を迎えにきた。

私を乗せていたおにいちゃんはバイクの修理に別の集落まで
いったらしい。ここはインドネシア、いらいらしてもしょうがない。

30分くらいで戻るから、ということで私達は近くの小さい集落で彼らを待つようにと言われた。

私達を迎えてくれたのはこの村のマリアさん。
英語も話せる彼女はこの村の村長の娘さんである。
伝統家屋の中を見物させてもらったあと、
村で織ったイカットを見せてもらった。

これが私が始めて触れたイカットだった。

イカットはインドネシアの伝統織物で染めから織りまですべてが手作業で行われている。最近は化学染料で染める場合もあるが、草木や、果物でそめるたイカットがやはり独特な風合いで美しい。

この地方の女性達はみなこのイカットを筒状にしたものをスカートのように腰の位置で巻いて身に着けている。
イカットは丈夫で長持するらしく、一生物らしい。

最初は高く思えて少し迷ったが、だんだんほしくなってきて、見せてもらった中から2つ選らんで購入した。
巻きスカートや、寝袋としての利用が可能な大きい筒タイプを一枚、あと、テーブルクロスにちょうどいいサイズを一枚。
これで現地の女性のようにイカットをまいて生活だーと
現地衣装が大好きな私達は大盛り上がりだった。

30分といったがいつまで経っても戻ってこない兄ちゃんたち。
そんなことは日常茶飯事なので、私達はマリアさん宅のリビングでお茶とお菓子を頂いて、待たせてもらった。

マリアさん特製のジンジャーコーヒーを頂き、そのおいしさに感動!さらにマリアさんは庭からグレープフルーツを取ってきて振舞ってくれた。

そのグレープフルーツのおいしかったこと!!
今まで生きてきた中で、食べた中で一番おいしかった。
いままで食べてきたものはいったいなんなのですか?
と思わせるほど、感動的なおいしさだった。
硬くしまって、ぎっしりつまった果肉。
あまずっぱくて、濃厚な味と香り。
私達はおいしーおいしいとむさぼり食べた。
そんな私達を見てマリアさんはもっとお食べと
もって来てくれた。
「ちょうど季節が終わってこれだけしかのこってなくてごめんね」とマリアさん。
季節には木いっぱいに実をつけるらしい。
本当の果物ってこういう味なんだって感動。

さっきの子供達の笑顔、ここの村の人の素朴さ、暖かさ。果物の涙が出そうなおいしさ。

日本の生活は便利で、発展していて、何でもあって。
でも彼らのほうが人として、ずっと豊かなんじゃないかなって思った。

しばらくするとマリアさんのお父さんの村長さんが戻ってきたので一緒に記念撮影。

バイクが故障しなければこの村によることも無かったので、
ちょっとトラブルに感謝してしまった。

彼らが戻ってきたときには時間も遅かったので
イカットの村訪問は明日に延期とした。

夜はお待ちかねの民族舞踊見学である。

私達のほかに欧米人カップルの2人も見学に来ていた。

おそろいのピンクのブラウスにイカットの巻きスカート、
首からイカットをかけた村の女性達が10数人集まった。

ダンス自体ははっきりいって、お遊戯?程度だったけど
それなりに楽しんで最後は参加して一緒に踊ってしまった。

その後イカットが置いてある部屋に案内された。
一生懸命イカットを買ってもらおうとがんばる村の女性。
なにも産業もないこの村のイカットは現金収入のチャンスなのだから、それは必死だ。私達はもともと買う気まんまんだし、値段の相場も分かっていたので熱心に柄を選んだが、
欧米人カップルはまったく買うつもりではなかったようですごく困っていた。
いくら勧めても買わない2人に村人は冷たく、2人はさびしく、ソーリーといいながら去っていった・・・
彼ら、すごく困っただろう。ただ、こういったものが好きじゃない人にいくら勧めても無駄だし、申し訳ないから、ひとつ買おうかというにはちょっと値段がはる。

一度買い物欲に火がつくととめられない私、買い物魔のMちゃん。あれも、ほしい、これもほしいとなって、はたと気づいた。
現金の持ち合わせが足りない!

村でお金を使うことも無かろうと大してお金を両替してこなかったのだ。
もちろんこの村にはATMや銀行なんてない。
なんとしてでもイカットを売りたい彼女は私達が次に向かう予定のマウメレというところまでついていき、そこで支払いしてくれたら良いという。モニ村からマウメレはバスで4時間の距離だ。

そこまでして・・と思ったがどうしてもイカットのほしい私達とどうしてもイカットを売って現金収入のほしい彼女。
意見は一致し、私達が彼女のマウメレまでの往復の交通費を負担するということで話がついた。




© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: