私的BeijingLife

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中国茶いろいろ


それがお茶?っていうくらい私たち大和民族のお茶の概念から外れているようなお茶が登場するのも、興味深いわよね。

たとえばさ、
チベット族は毎日バター茶を飲む。バター茶っていうのはね、
塊のお茶を水で煮て、濃く煮出して、木の筒に入れて、バターと塩を加えた後、バターとお茶が分離しないように、十分にしゃこしゃこと攪拌して、鍋に入れて加熱するの。実際に飲んだことないけど、飲んだ人の話をきくと、青汁を飲んだ後のような顔をして「まずいんだよ~なんともいえない味だよ~」。といっていたわ。
チベットを訪れた際にはぜひ挑戦したいわね。

お次はウイグル族。バターミルク茶を好んで飲むらしいわ。
使うバターは羊や牛の乳から作ったもので、栄養が豊富な茶葉にバターやミルクその他材料を加えて、とっても味わい深いだって。ま、いわゆるミルクティーをちょっと濃厚にしたような感じかしらん?

つぎはミャオ族。彼らもバター茶を好んで飲むんだけど、同じバター茶でも変り種よ。
まず初めにとうもろこし、蚕豆、ゴマ、ジャガイモの薄切りなどをいためて、茶葉もいためた後鍋で煮出しておいて、上記の材料をおわんに入れ、お茶を注ぎ、塩、にんにく、胡椒で味付け。ここまできたらお茶を通り越してスープだわよねえ。
で、このお茶は香が強くて、精神を目覚めさす効果があるんだって!小腹がすいてるときにもよさそうよね。

それと白族のお茶の入れ方だけど、これまた変わってるの。
緑茶を十分に温めておいた、土鍋の中にいれ、揺らしながら炒めて、
茶葉が微妙に黄色く、からからになってきたときに、少しの沸騰した水を土鍋の中にIN!。
じゅわーーっと茶水が全部小さな泡になるから、それが収まったら、さらにお湯をそそぐ。
お茶の色は琥珀で、透明にひかり、その香はさわやかでいて濃厚~。
他にも、
イ族は「塩茶」、トン俗は「煮込み油茶」、土家族は「油茶スープ」等々字面見ただけじゃわかんないけど、ホンと中国って多種多様なお茶の習慣、風習があって奥深いわよね!



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