私的BeijingLife

私的BeijingLife

長白山旅行報告8


疲れていた私はバスの中でも爆睡よお。
バスを降りて、すぐさまタクシーに飛び乗り目的地を目指す私達。
タクシーの運ちゃんはいろんな話をしてくれたわ。

お姉ちゃん達、どこからきたんだい・・・
そーかー、国境を見にきたんだね
朝鮮人は言葉が分かるからこっそり良く抜け出してきて
強盗働いてまた逃げていくよ
貧乏だからねえ、あっちは・・・
この辺は取り締まりが厳しくないから
この間なんか、老夫婦が縛られてお金とられてねえ・・・

と、5分くらいで到着。タクシー代は5元。やすい。
そこは中国と北朝鮮の国境。河をはさんで半分からこちらが中国
、向こうが北朝鮮なのよ。
こちら側はきれいに公園みたいに整備されていて、多くの観光客でにぎわっているの。皆写真とったり、散歩したり。

しかし河をはさんで向こうは、まったく整備されていなくて
建物もほんのわずか。何もないところなの。自然そのまま。

もともと国境が無いときは、ここの人たちは同じ言葉を話し自由に
行き来していた。国境が決められ河で隔てられたこちらと向こうではまったく違う世界になってしまったんだわ。
同じ言葉を話す、同じ民族。今では生活は天と地ほどの差がある。

なんだかすごく切なくなってしまった。
国ってなんなのかしら、国境って?

普段日本にいると感じることもないのだけれど、外国に来て国境に来て見るとすごく不思議に感じるの。

私はそんな切ない気分になりながらも
朝鮮族の貸衣装をきて写真をとったわ・・・

2着も着て撮ったのよ。チマチョゴリは着心地がよくってスカートがたっぷりしていて、お姫様気分になる素敵な衣装でした。
いつもは冷静沈着な同僚も、私につられて、朝鮮族のお嬢さんになりきってました。ぜひぜひ一着つくりたーいと言ったら
「いつ着るのよ・・・」と冷静な一言。
そりゃ、そうね。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: