PR
Calendar
Comments
Free Space
明治初期の日本を再発見
前(3/27)にも紹介したが、イギリス人のイザベラ・バードは1879(明治11)年に来日し、東北・北海道を旅して「日本奥地紀行」を著した。
イザベラ・バードは山形県を「日本のアルカディア(理想郷)」と呼んだ。その山形県では、バードの旅の足取りをたどって、明治期の景観や文化遺産を地域起しに活用しようという動きがあるようだ。
そのことを知ったのは、「社会科教育」4月号(明治図書)で、イザベラ・バードについての記事を読んだからだ。山形大学の渋谷光夫が「イザベラ・バード『日本奥地紀行』の足跡から、明治期の文化遺産を探そう」と題して、2ページにわたって写真入りでバードの旅を紹介していた。
「明治初期の日本」

江戸末期から明治にかけての時期、日本を旅した外国人がいた。そして、外国人から見た日本の様子について書かれた興味深い紀行文を残している。ハインリッヒ・シュリーマンのもそうだし、このイザベラ・バードもその一人だ。
講談社学術文庫版を読み直しているが、バードのアイヌの生活や文化に関する記述はとても丁寧である。そしてそのまなざしは、とても慈愛に満ちている。
その後も日本訪問を重ね、通算5回も来日したイザベラ・バードの日本に対する関心の深さに、明治初期の日本を再発見することができる。
週間ベストセラーに「街道をゆく 11」(3/1… 2025/03/11
なかなか減らない書籍(2/10) 2025/02/10
ファミリーでコマーシャル(1/9) 2025/01/09