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大ヒットしたNHK朝ドラ
現在、「おしん」がNHK BS3で再放送されている。第31作の「おしん」は1983年の放映だから、1961年の第1作「娘とわたし」に始まるNHK朝ドラの歴史のなかでは比較的新しい。
「おしん」は視聴率50%を超える超人気ドラマとなった。その後も朝ドラ人気は続き、視聴率も30~40%台が続いた。しかし、生活スタイルの変化などもあり、1990年代には20%となり、2000年代になると10%台に落ちた。(視聴率はビデオリサーチ調べ:関東地区平均)
このように下降傾向だった朝ドラの人気が回復に向かったのは、2010年前期の「ゲゲゲの女房」あたりからだ。いきものがかりのテーマ曲「ありがとう」も記憶に新しい。
その後「てっぱん」(2010年後期)、「おひさま」(2011年前期)、「カーネーション」(2011年後期)、「梅ちゃん先生」(2012年前期)、「純と愛」(2012年後期)と、上昇傾向が続いた。
そして、現在放映中の「あまちゃん」(2013年前期)は大ヒット作となった。毎回見逃さないという人が多いようだ。朝8:00からの放送の後に続く、生放送情報番組「あさイチ」のキャスター有働有美子アナウンサーとイノッチ(井ノ原快彦)の感想やツッコミも面白い。
「北三陸市袖ヶ浜漁港」

(ロケ地の久慈市小袖漁港、「海女カフェ」はここにあるという設定~2013年8月2日撮影)
「北三陸鉄道北三陸駅」

(ロケ地は三陸鉄道久慈駅、駅の外観や駅前広場などが使われている~2013年8月2日撮影)
「あまちゃん」はストーリー展開が意表を突いていて視聴者を飽きさせない。また、たくさんの脇役たちのキャラを光らせるトピックや、テンポが良く語呂合わせなどスパイスが効いた台詞も面白く、制作者の才気が感じられる。1980年代と2010年代をタイムトラベルしながらのストーリー展開も、中高年には懐かしさを、若者層には新鮮さを感じさせたようだ。
最終回を今週末に控え、「ペットロス」ならぬ「あまちゃんロス」を心配するファンもいるという。次の朝ドラ「ごちそうさん」の出演者や担当者には大きなプレッシャーだろう。
ところで、朝ドラのタイトルに共通している文字は何か。ここで挙げたタイトルだけでも気づくことだが、その答えは「ん」である。「ん」がついた朝ドラはヒットする確率が高いという。「あまちゃん」は、「おしん」と並んで「ん」のつく朝ドラの代表作になった。
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