さすらいの若旦那の日記。

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2007.07.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
あっけなく、ニカちゃんが死んだ。

木曜の朝だった。

水槽をそっと覗くと、ニカちゃんがひっくり返っていた。

コンコンと軽く水槽を叩いてみるが、全く反応がない。

しばらく様子を見ていたが、じっと彼女は永遠の眠りについていた。

縁日のカニだから、捕らえられてから何日も経っていたのだろう。

あちこちの祭りを転々とし、幸運にも生き延びていたのだろう。

縁あって私の家の水槽で過ごし始めた矢先のことだった。

彼女は一体、カニとしての人生を全うしたのだろうか。



たかがカニごときではあったが、なぜか心の芯が熱く苦しかった。

仕方がない。放っておくと腐敗が進み、臭くなるので、土に埋めることにした。

家の裏にまわり、、土を軽く掘って埋めた。

ニカちゃんとと子供たちが、空に還った。

次に生まれてくる時は、人間のいない清流で過ごせるといいね。

優しい気持ちになりながら家に入った。

眠い目をこすりながら、次男が水槽を必死に覗き込んでいた。

「パパ、ニカちゃんがいないよ。このおうち、いやだったのかな」

寂しそうに次男が言った。

「ニカちゃんは天国に行ったんだよ」

「ふうん」



「天国がいやになったら、帰ってくるかな」

「そうだね」

納得したかどうかわからないが、次男はリビングに走っていった。

私もまた、新しい一日を始めようとしていた。


2005-11-26 12:37:32 ←←←ポチっとな!





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最終更新日  2007.07.21 06:45:05
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