球根

春嵐 はるあらし


目の前に立ち昇った香気 誘われ
脅えを隠して覗き込んだよ
健やかさのかけら 奪い合い
叫びに耳をふさいでいたの

あんまり
夢にうりふたつだったから
触り心地は悪くなかったよ
眩しすぎるとわからなくなるね
みんな 嘘だと笑っていたの

気が付いた時には取り残され
訳知り顔で語ってみたら
ニセモノ笑いあふれ返ったね
風がきつくて見付けられなかった
あの時 君はどこにいたの


祈る力は残らなかったよ
晴れやかな何も無さを
また確かめて(ひとり)


君の欲しいものは手に入ったの

光 舞い 風 踊る 春の嵐


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