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<ラプター参上>
待ちに待った「世界最強の猛禽」,F22ラプターが沖縄にやってきました。
沖縄に行って生でみてきた軍ヲタども(かなり親しみを込めています)が羨ましいです・・・
さて,この出来事を扱うにあたり,あえて沖縄タイムスを引用してみましょう。
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(略)
同基地に隣接する嘉手納町東区の島袋敏雄自治会長(62)は「最新鋭の戦闘機やその要員が配備されることで、 事件・事故の危険性は高まる 。日米両政府は地元住民の不安の声をしっかりと受け止めてほしい」と話した。
街宣カーの壇上で抗議の声を上げた新嘉手納爆音訴訟団の仲村清勇団長(69)は「やりたい放題の米軍に、住民の怒りは限界にきている。これ以上の負担は絶対に許せない」と訴えた。
「『基地縮小』、『負担軽減』という言葉の意味が分かっているのか」。嘉手納基地からの騒音に日々、悩まされる北谷町砂辺区の松田正二自治会長は怒りをぶちまけた。「われわれはいつも裏切られてばかり。日米両政府で決めたことは、嘉手納基地の負担軽減だったはず。しかし、現実は誰の目から見ても強化でしかない。不信感でいっぱいだ」と吐き捨てるように言った。
嘉手納基地の北側に位置する沖縄市白川の黙認耕作地では、朝から畑にくわを入れる姿が見られた。F22が飛来する様子を真下から見た男性は、「意外と静か。でもここで働く人は皆耳が遠くなっているから、そのせいかもしれない」と苦笑する。
最新鋭機の配備に「嘉手納基地は強化されるばかりで大変だ。このままではいつまでも返ってこない。反対しなければいけない」と語気を強めた。
一方、離れた所で耕作していた女性は「飛行機が飛ぶのにはもう慣れてしまった。何があるか分からないから、備えはしていた方がいいのではないか」と語った。
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期待を裏切らない香ばしさで頭がくらくらしましたし,文字がオーバーなので,香ばしい部分は大方省略させていただきました。ご覧になりたい方は,原文をどうぞ。
最新の戦闘機が来たら,普通「事件事故の危険性は低減する」って考えると思うんですが,この村長さんはそうは思われないそうです。
F22に事故が多発したら,日本が買ってくれないじゃない?それに世界中のスパイが見てるところで「なーんだ,たいしたことねーな」とか思われたらどうするわけ?(あ,それも一つの手か)
さらに通常,こういう最新兵器は整備は完全を期するわけですから(特にこういうデリケートな装備に関しては),危険の高まりは杞憂というものでしょう。

ラプター様の勇姿です。カッコイイです。
<「公平な報道」を騙るアサヒ?>
六カ国協議がまとまり,マスゴミは「日本の孤立」感を煽り立て,いわゆる「バスに乗り遅れるな」感を国民的動向にしようと必死です。
地上波はどこをまわしてもそんな論調で,ウンザリするのですが,一方,海外のはどうかといいますと,こちらはきちんとした専門家が出てきて,両論を紹介するという感じで進行されていました。
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(略)
批判の口火を切ったのはボルトン前国連大使。合意文書が、北朝鮮が保有する核兵器にも、ウラン濃縮計画にも対処しないまま、エネルギー支援を決めたとして「非常に悪い合意」「国務省の交渉に付き合えば見返りが得られるという悪いメッセージを世界に与える」などと連日述べている。
同政権で国務次官補を務めたヘリテージ財団のホームズ副所長も「失望した。最小限の譲歩に対して実に多くを北朝鮮に与える」と指摘。政権に近いアメリカン・エンタープライズ研究所のエバースタッド研究員は「(ブッシュ政権が葬った)1994年の米朝枠組み合意よりはるかに悪い」と厳しい。
これに対してブッシュ大統領は記者会見で「彼(前大使)の考えは間違っている」と明言。6カ国協議の米首席代表ヒル国務次官補も、前大使について「今や単なる一市民」と語り、批判をねじ伏せる構えだ。政権周辺からは「ボルトン氏はかねて、大統領の考えを無視して自分の主張を吹聴していた」との人格批判も出ている。
一方、クリントン前政権で枠組み合意の交渉に当たったガルーチ元朝鮮半島担当大使、セイモア元大統領特別補佐官ら民主党系の専門家が「賢い妥協をしたブッシュ政権を支持すべき」「この良い歩みを続けるべきだ」と賛成した。(共同
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BBCにでてきたのはボルトン氏でした。言っていた内容は,おおよそ記事中で紹介されているものと同じで,その後,合意を評価する外交評論家が出てきて,両論のバランスをとっていたという感じでした。
国内ではこんな放送は望めまい。
・・・と思っていたら,アサヒがこんな記事を紹介してくれていました。
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北朝鮮の核問題をめぐる6者協議で合意した「初期段階の措置」について、米国内で冷ややかな見方が広がっている。政権内部からも疑問の声や不協和音が上がり始め、ブッシュ政権は火消しに追われている。「初期段階」以降の核放棄に至る道筋が定められておらず、専門家らも北朝鮮が本当に核放棄するのか確信を持てないでいる。
16日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、今回の6者協議に先だって1月中旬に開かれた米朝ベルリン協議を受けてライス国務長官がブッシュ大統領に内容の承認を得る際、通常の手続きを取らず、北朝鮮に強硬なチェイニー副大統領との相談を避けた、と報じた。政府高官は同紙に「北朝鮮に対して少しずつ見返りを与えることになるとの反対があった」と語っており、副大統領側から横やりが入ることを恐れたようだ。
また、テロ支援国家の指定解除の検討を始めるとの項目に、エイブラムス大統領次席補佐官(国家安全保障担当)が疑念を示す電子メールを周辺に送ったことも分かった。ワシントン・ポスト紙が伝えた。
こうした状況に、スノー大統領報道官は15日の会見で、「エイブラムス氏は北朝鮮と政治的な取引をしようとしているのかと懸念を持った。解除は(北朝鮮の)行動次第との説明を受け、納得した」と説明した。
政権外では、保守派からの批判が目立つ。口火を切ったのはボルトン前国連大使。「悪い行いにほうびを与えるようなものだ。94年の米朝枠組み合意と同じだ」と指摘、核放棄に対して軽水炉提供を約束、重油を供給した前政権の合意から前進がないと断じる。
ヘリテージ財団のクリングナー上級研究員は合意にウラン濃縮計画や核兵器への言及がないことを問題視。「あいまいな条項と要求が先送りされたことで、北朝鮮に抜け穴を与えた」とリポートで批判した。保守系紙ウォールストリート・ジャーナルは14日の社説で「北朝鮮が合意に従わず、米国がさらに譲歩を迫られる可能性もある」と警鐘を鳴らした。
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記事がここまでならば,まぁ,アサヒにしてはまともな仕事だと思ったところですが,そこはきっちり「仕事」をしてくれるアサヒですから,そうは事は運ばないわけです。
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(続き)
民主党など北朝鮮との関与路線を支持する側でも、 合 意が遅すぎたとの批判 や、北朝鮮の今後の対応を見極める必要があるとの指摘がもっぱらだ。
上院外交委員会のバイデン委員長(民主)は「核計画の凍結はいい知らせだが、(北朝鮮のウラン濃縮計画が発覚した)02年よりも格段に危険になった」とブッシュ政権の 対応の遅れを批判 する。
クリントン政権下で枠組み合意を導いたガルーチ元北朝鮮核問題担当大使は「すばらしい合意になる可能性もあるが現時点では分からない。 失敗する可能性もある」と指摘 する。合意できたのは初期段階だけで、第2段階以降のくわしい内容や時期に踏み込まなかったからだ。
ガルーチ氏は、合意をアメリカンフットボールの試合にたとえて「試合開始のキックオフをしただけだ」と話す。
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・・・どうも,合意に対する批判を紹介するふりをしつつ,ブッシュ政権の批判をしたいだけのように見えますが,穿って見過ぎかな・・・ま,あながち間違えてはないと思いますけど。 なんせ,アサヒですから!
さて,地上波でいいたい放題の評論家様に対してかつて苦言を呈された方がいました。以下の文章は,かつて沖縄問題等懇談会座長を努められていた,大浜信泉氏の文章です。
「評論家は,他人が許しもしないのに,自から上座を占め, いいたい放題なことをいい,そして自分の発言については責任を負わないまことに横着な存在 である。・・・そして 自分では到底できそうもないことでも,他人に対しては平気でこれを強い,それをしないとかれこれと非難 をする。そこをつくと,元来評論というものは,絶対者としての批判であって,自分との比較論ではないとうそぶく。」 (時の法令700・701合併号 p33)
昔から評論家って変わってないんですね。
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