しょうた!しょうた!しょうた!

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2011年01月22日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

毎日、寒いです。
寒さのせいにして、プチ引きこもりの今日この頃。


今、読んでいるのはこんな本です

2011-01-22 18:01:21

原題「The Gving Tree」(シェル・シルヴァスタイン著)
日本語版「おおきな木」
訳を本田錦一郎(故人)さんと村上春樹さんで読み比べ。

シルヴァスタインは好きな作家なので、この本は随分前に本田さんの訳で読んでいました。
本田さんがお亡くなりになり、出版社もかわって村上春樹さんが新たに訳されたのが昨年でした。

簡単な言葉で書かれたお話なので、自分自身で訳してみて お二方と比べてみようと昨年末に思いつきました(内容はとっても深いです)。

これはね・・・おもしろかったです!


まず「題」のつけかた。
原題は「The Big Tree」ではなく「The Giving Tree」なのです。
直訳すれば「やさしい木」とかになりそうなものを 「おおきな木」とした本田さんのセンスがいいなあと思いました。
「やさしい木」としてしまうと、読者の想像力に制限がでてきます。
「おおきな」という言葉には、「やさしい」という言葉よりも広がりを感じます。
身体の大きさ・・・心の大きさ・・・。
何を感じとるかは読者次第。
Giveには「与える」という意味がありますが、この木はまさしく「与える木」なわけで。
読み終えて改めて題の意味を考えると「おおきな」にはそんな意味も含んでいるように感じられました。
村上さんは「長く読み続けられた本なので、混乱を避けるために元の題はそのまま使わせてもらいました」とあとがきで書いていらっしゃいますが、これ以上の題はなかったんじゃないかな?と思いました。





・原作では おとこのこを「The boy」としています。
 その呼び名も違います。
 お話の中で「The boy」は歳をとっていきます。
 老人になったboyをどう訳すか?
 それについても両者捉え方が違うようです。


・さらに、訳本では おおきな木の性別も違う捉え方をされています。


どう訳されてるかは・・・ナイショですウィンク
とってもいい本ですので、まだの方は是非読んでみてください。


ところで。
この本に関しては、とっても好きな村上春樹さんですが、実はわたしは彼の良さがわからないしょんぼり
ハルキストと呼称されるくらいファンの多い村上さんの良さがわからないなんて悔しい。
悔しすぎる号泣

昨年観た「ノルウェイの森」も、全然いいと思えなかった。
映像は美しくて詩的でよかったし、細野晴臣さんとか高橋幸宏さんとか糸井重里さんとかがチラッとでてたのもポイントが高かったけれど。
出演者の菊池凜子さん&新人の水原希子さんが苦手というのはある。
が、2人の演じた原作のキャラクターもとっても苦手なのは間違いない。
原作読んでます。しかも2回。
でも・・・・しょんぼり
だって、オンナ達が蜘蛛みたいで嫌なんだもの。
蜘蛛の巣をはって、主人公のワタナベくんがひっかかるのを舌なめずりして待ってるみたいな。
ああいうオンナオンナしたいやらしさを感じさせる女性がものすごく苦手。
見る人によったらカワイイ人ってうつるんだろうな。特に男性にはね。

うーむ。
悔しくて、彼の本を何冊か読んだ。
でも、良さがわからない。
いえね、どこに惹かれるかは何となくわかる気はする。
何となくだけど。

例えて言えば・・・・「箱」に例えるとすると・・・無理やりだけど。
きらびやかな箱がある。
置いておくだけで目が奪われるような。
あるいはいかにも心がほっとするようなあったかみのある色合いの箱。
かわいいのやら、凝った形のやら。
でも、村上さんの小説は 何のへんてつもない無機質な箱。
箱自体は無愛想に見えるのだけれど、蓋を開けてみずにはいられない。
開けてみたところに何かがあるような気がして。


そんな感じ?
いつかわかるようになるんだろうか?
その箱に切り取られた空気の感じが。

残念ながら、わたしの周りにはハルキストがいない。


誰か教えて~。
彼の魅力は何なのか。
新作が出るときに、徹夜までしちゃってもすぐに読みたいほどどこに惹かれるのか。
お待ちしてます。



後は、こんな本に囲まれてます
読み終えたのもあり、読んでいる最中のもあり、これからのもあり。


2011-01-22 18:02:08

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2011-01-22 18:01:21
*これは、今年末か来年あたりに行きたい旅行先の本。
 いくつか候補があるけれど、今のところ「ガラパゴス」に注目。
 友人と4年ほど続けてる500円玉貯金で行く予定^-^


2011-01-22 18:02:08
*meronさんにおススメしたのは、この本。
 リサ1号から教えてもらって速攻でアマゾン購入。ええわ~~~。


2011-01-22 18:01:21
*yuyumiさんの講座の時にわたしが話してたのは、この本。
 もう3度目。
 対人関係でモヤモヤした時の必読書です。























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最終更新日  2011年01月23日 00時10分14秒
コメント(12) | コメントを書く


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探してみよう♪  
yuyumi さん
前に話してくれた「おおきな木」
「善人は、なぜまわりの人を不幸にするのか」
この二冊、探して読んでみようと思ったよ。

「ノルウェイの森」は、2ページめから進んでいない(笑)

私には無理みたい…


(2011年01月23日 00時24分07秒)

大きな木を  
あみ3008  さん
村上春樹が翻訳下とは知りませんでした。
実は私も村上春樹がよく分からない。
それは『ノルウェイの森』を読んだときに確信したの。
「こんなはずじゃない。」と何度も読んだわ。
だけど、よさが分からなかったの。
そして、去年『1Q84』ブーム。
しばらくは読まなかったけれど、韓国でも読まれていると聞いて、
慌てて読んだの。
書き方が変わっている。凝っている。
でも、それほどかなぁ?って感じでしたよ。
『在日』は私も読みました。
あとのものも良さそうですねぇ。

旅行、アルゼンチンはちょっと危ないかもしれないよ。
何人か危ない目にあった人がいます。

うちは、4月の頭に主人のいる韓国に勝手に押しかける予定。
主人は休めないけどね。
夏には何年ぶりになるのか?ロスに行きたいと思っています。
今までの人生の6分の1以上を過ごしたところだから、第2のふるさとみたいなものです。

いい本の紹介、またしてくださいね。
楽しみにしています。 (2011年01月23日 00時28分32秒)

昔の作品は読んでた。  
gobuzaki  さん
初期の作品はほとんど読んでます。
でも、私もハルキストではありません。

「ノルウェイの森」読みましたが、意味わからん。
男の考える女ってこんなのか?
バカか?変に神格化しすぎてリアリティにかける。
と思って、1度読んで2度と読んでない。
これがいいという人の気持ちは、まったく理解不能。
この作品から村上春樹を読まなくなりました。

でも、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」はおもしろかった。

乾いた感じの作品の方が好きみたいです。
(2011年01月23日 07時04分31秒)

Re:求む、ハルキスト(01/22)  
naomin0203  さん
姜尚中さんの「在日」は読みました。
差別・家族愛・民族の誇り・・・。
とても考えさせられました。 (2011年01月23日 08時16分21秒)

Re:求む、ハルキスト(01/22)  
meron1104  さん
早速買ったよ^^

人生の穴・・・と善人は・・・はちょっと興味あり。
読んでみたいな。
でも最近目がね~
・・・これは言い訳。
根が続かんのよ^^;
ノルウェイ・・・も上の途中で止まっているわ。

(2011年01月23日 09時32分18秒)

yuyumiさん   
うんうん。
「善人は・・・」は持ってるから、よかったら貸しますよ。

ノルウェイは無理でしたか。
くっくっく・・・2ページ・・・・くっくっく・・・。
わたしは読み終えた時に全く達成感がなくてがっくりした覚えがあります。
無理に読む必要はないかも。

(2011年01月23日 23時41分13秒)

あみ3008さん   
「おおきな木」村上さんの訳本は昨年でたばかりだものね。
今本屋さんに行くと彼のものしかないと思う。

そうか~。
あみさんも村上さんがよくわからないクチか。
わたしの周りはわたしも含めてみんなそうなの。
感性の違いなんだろうけれど。
わたしの好きなよしもとばななさんは村上さん好きみたいだし、河合隼雄さんも対談してるくらいだから好きなんだろうと思うと、良さがわからないのが悔しいのですよ。
IQ84は実家の母が持ってるみたいだから借りる予定なんだけど・・・読めるかなあ?まだまだ続くの?
在日はざっとは読んでいるんだけれど、やっぱり実家の母が「オモニ」を持っているので改めてしっかり読んでから「オモニ」にいきたいと思って購入しました。
カン・サンジュンさん好きだし。

アルゼンチンは考えてないのです。やっぱり怖いから。
イースター島に行くとしたらチリから入るのかな?と思いつつ本を借りてみました。

ロス、いいですねえ。
何がいいかっていうと、マイケルのお墓がありますですよ。
フォレスト・ローンだったっけか。
わたしがロスに行くとしたら何をさておいてもそこでしょうねぇ。

韓国には焼肉とスンドゥブチゲ食べに行きたい~。

ちょっと前は北朝鮮との緊張がたかまっててソウル市内で避難訓練とかしてたけど、今は大丈夫なの?
気をつけて行ってきてくださいね。



(2011年01月23日 23時52分36秒)

Re:あみ3008さん(01/22)  
あみ3008  さん
重度の肩こりさん
私が村上春樹を理解できないのは、頭が悪いせいかもしれない(笑
理解できる人には出来るのかも・・・。

韓国はこういう緊張状態でなくても、3ヶ月に1度の避難訓練はずーっとあるそうです。
会社内にいれば、出なくていいそうです。
主人曰く、日本でのニュースほど緊張状態ではないそうです。
(2011年01月23日 23時57分43秒)

gobuzakiさん   
初期のものはおもしろかったのですね、きっと。
よし、読んでみよう。
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」ね。ありがとう!

>「ノルウェイの森」読みましたが、意味わからん。
>男の考える女ってこんなのか?
>バカか?変に神格化しすぎてリアリティにかける。

くっくっく・・・
笑った~。
同じ感想だった。
わたしは読んでてムカムカした。
「男の考える女ってこんなのか」っていうのが正にそのとおりだった。
よかった~。わたしだけじゃないんだ。

なんだろう?
でも、アレだよね。
オトコってミステリアスなオンナが好きだよね。
「わたし よわいんですぅ~」みたいのとか。
そういうの、儚げで美しいとか青春の痛みみたいに書いてる本を読むと心の中で舌打ちしてる。
嫉妬?
いやいや、それだけではないです。断じて。
浅いのが嫌なのだね、きっと。



(2011年01月24日 00時03分01秒)

naomin0203さん   
わたしも、ざっと読んではいますが今回改めてしっかりじっくり読みたくなって購入しました。
実家の母が<オモニ>を持っていて「貸してあげるよ」と言ってくれたので、その前に読んでおこうと。
姜尚中さんのコメンテーターとしての姿勢が好きなのですが、あの静かな姿の裏にある壮絶で深い思いにふれると、より惹かれます。

(2011年01月24日 00時08分51秒)

meron1104さん   
買いましたか ^-^
なるほど!がいっぱいあってよかったよ。

善人・・・は持ってるから、いつでも貸しますよ。
ただちょっと読みにくいかも。
曽野綾子さんの言葉よりも、いろいろな小説からの引用が多いから。でも、おもしろい!
タイトルが秀逸でしょ?

(2011年01月24日 00時11分56秒)

あみ3008さん   
えへへ。
わたしはきっと あみさんの何倍も頭悪いよ~。
村上さんの文は読みやすいですよね。
ツルツル読める。・・・が、わたしの中には何も残らない。
というか、残るのは「困惑」・・・?

韓国、そうなのですね。
友人が「行きたい」って言ったのに「危ないよ」と返したんだけれど。
避難訓練はそんなに頻繁にしてるのね。
ニュースだけではわからないですね。

(2011年01月24日 00時15分18秒)

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