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約1年4ヶ月ぶりの更新です。この更新が最後になります。上海で作っていたテレビシリーズは、今年の4月頃頓挫しました^^;。悪いのはみーんな日本側の制作会社です。私も含めた日本のスタッフだけでなく、上海側の会社やスタッフたちにも多大な迷惑がかかっています。上海のスタッフたちには、私は日本側の人間として申し訳なくて合わせる顔がありません。とは言え向こうでは、中国人、台湾人、在中の日本人らと知りあって仲良くなれました。仕事はさんざんでしたが、上海での一人暮らしは、なかなか楽しかったです。すでに懐かしくなっていて、向こうで出会った人たちにまた会いたいです。ここは想い出なのでしばらく残しておきます。
2007年12月04日

先日18日にやっと上海市内で引っ越しをさせてもらいました。それで、やっと今日(23日)ネットがつながり、これを書いています。新居は上海体育館のすぐ近くで、撮影所のある松江(ソンジャン)行きのバスターミナルのすぐそばです。グーグル・アースの画像。前までは撮影所まで2時間かけて行っていたのが、1時間弱で行けるようになったし、私が常駐しているCGプロダクションへは、地下鉄と徒歩で20分ほどで行ける上、タクシーでも15分13元(200円ほど)で行けます。チャリンコでも行けそうですが、交通ルールがあってないような上海の街を、チャリンコで走るのはかなり勇気が必要な感じです。今までは3LDKに別のスタッフと2人で住んでいましたが、今度は2LDKで1人住まいです。但し、脚本家など、一時的に上海へやってくるスタッフのゲストルームにもなります。周りはいろんな店がたくさん並んでいます。24時間のレストランもあり、コンビニも東京の都心並にいたるところにあります。近所の24時間台湾レストランでは、もう私の顔を覚えられているようです。片言の中国語を話す外国人というところでしょうか。東京の生活よりも豪華です。ちなみに、今上海は連日強烈な超高温多湿の状態が続いております。気温よりも湿度が問題で、おそらく90%以上の状態です。サウナの中にいるようです。汗が乾きません。シャツが肌にべっとりくっつきます。夜、街灯を見ると光が大きくにじんで見えます。当局が気温35度以上を発表すると、多くの会社が休みになるのだそうです。それでいつも34度と発表するのだそうです。中国の天気予報はまったくあてになりません。撮影現場で温度計を持っているスタッフがいました。土曜日は気温38度。汗ふきのタオルをしぼると、ぽたぽたと落ちました。撮影所のある郊外ではペットボトルは必需品です。ないと死にます。日本のように自動販売機なんてどこにもありません。撮影現場には飲み水が用意されていますが、その生温い水でも、スタッフとキャスト約30人で、10 リットルほどのタンクが1日に3本消費されます。私は保温水筒に冷たい「午後の紅茶」を入れて持ち歩いています。そんな中では日本人スタッフの動きは鈍くなります。ところが中国人スタッフはいつものように元気に動き回っています。子役の男の子は、その超高温多湿の中ではしゃぎまわっていました。
2006年07月23日

今日は中国で売られている、日本ルーツのビールの話です。私は、夏はビールがないと生きて行けない種族なので、一度はビールの話を。おやじ的話題ですみません。「サントリービール」。日本のサントリーのどの銘柄にあたるのかは不明ですが、そこそこうまいビールです。他のビールはたいてい4元から5元で売られているのに対して、これはいつもスーパーで2.6元(約40円)で安売りされています。昔懐かしいプルトップ。中国のほとんどの缶はこれです。「キリン一番絞り」日本の「一番絞り」にかなり似た味がします。これが謎のキリンビール。上の「一番搾り」の缶の下に小さく書いてある「第一道麦汁」が、こちらには少し大きく書かれてあります。ルーツはラガービールでしょうか。「一番絞り」ほど深い味わいはありませんが、決してまずくはありません。中国にもありました「アサヒスーパードライ」。はっきり言って、「どこがスーパードライやねん!」と言いたくなる品。日本の「その他の雑酒」のような感じでもあり、あと口に変な苦味が残って、とてもまずいです。(日本の「その他の雑酒」はそれなりにうまいです)中華カラーの「朝日ビール」とってもすっきり爽やかと言うか何と言うか、味わいのない水のようなビールというか…。まぁ、少なくとも上の「スーパードライ」よりは、この暑さの中ではうまく感じます。※写真はありませんが、こちらには「青島(チンタオ)ビール」というのがあって、食事に行ったときに飲むこれが一番うまいです。酒類というのは、その土地の気候風土ににあったものが一番うまいわけで、例えば、沖縄方面には「オリオンビール」というのがありますが、あの沖縄のカラッとした気候にはとても合っているのです。かつて大阪に住んでいるときに、それを持って帰って飲みましたが、大阪の夏の高温多湿の中では、とても味気のないものでした。プルトップは「スーパードライ」だけが、日本でも90年代初めから使われている、新式の外れないプルトップを使っていました。日本では80年代、はずれるプルトップがやたら道に落ちていて、公害問題になりました。アメリカでもそうだったようで、「ウォーゲーム」という映画の中で、公衆電話をかけたい主人公がコインを1枚も持っていなくて、道に落ちているプルトップを探し出して、機械に強い主人公は、電話を開けてそれで結線してタダでかけるというシーンが出てきました。新式のはずれないプルトップは、日本のどこかのメーカーが80年代後半に発明したものだと思います。大塚製薬のカロリーメイトだけが、90年代半ばまで、はずれるプルトップを使っていました。中国には地下鉄の切符以外自動販売機というものが全くありませんので、プルトップはあまり落ちていません。つばとタンだけがやたら落ちています。次回は、その他の飲み物について書きます。
2006年07月08日

明日(3日)までですが、上海体育館で「上海アニメフェスティバル2006」が開催されています。6月28日から7月3日までで、アニメと特撮の祭りです。入場料は70元(約1100円)で、日本の経済に当てはめると3~4000円という高額にも関わらず、日本のアニメイベントなどをはるかに上回る動員数を記録していて、このうだるような暑さの中、1日に(1日ですよ!)2万から3万人が来場しています。昨年は期間中10万人が来たそうです。さすがに人口13億の国です。私は今回の仕事でこのイベントに少し関わりがありましたので、今日ただで行ってきました。やはりジャパニメーションは全開です。中国アニメのブースもたくさんあったのですが、かなり影が薄かったです。「しんちゃん」の予告編は日本語のまま。ネコ耳娘、ウサ耳娘に、天使もたくさんいました。コスプレ軍団もいくつか見かけました。日本のフィギュアも大人気。不思議なコスプレパフォーマンス。人形になりきっています。「奥特慢(ウルトラマン)」の着ぐるみショー。やはり根強い人気があるようです。こちらは、中国ハイパーアクション人形劇。NHKの「三国志」を思い起こさせます。映像も人形もよくできていました。------------------日本の新しい文化が席捲していました。中国人の日本に対する意識は、ある世代から極端に変化しているようです。世代間ギャップはかなり激しいようです。※あっ、日本では日付が変わってしまいました。
2006年07月02日
上海でも「冬のソナタ」をやっています。これを書いている今、放送中です。中国語に吹き替えられていて、「冬日恋」というタイトルで、番組オープニングには中国語のオリジナル曲が流れています。劇中に流れるテーマ曲は韓国語のままでした。日本ドラマ、韓国ドラマのファンは、中国にかなりいるようです。前回の書き込みの日に、上海の梅雨は明けていたようです。今日は気温37℃でした。
2006年07月01日

今日の上海は、梅雨を忘れたようないい天気でした。仕事の帰り道、地下鉄1号線で、本当は「上海駅」で降りるはずが、ぼーっとしていて3つ手前の「人民広場駅」で降りてしまいました。どちらも乗降客が多いので勘違いしたようです。「まっ、いっか」ということで、夕暮れの人民広場周辺を歩いてみることにしました。----------------------------地下鉄の出口からまっすぐ見えた上海タワー。人民広場周辺の高層ビルはライトアップされていました。日本では、企業にとってお金にならないようなライティングデザインなどはごく一部しか見られません。上海の夕暮れは、言葉にできない美しさがあります。韓国サムスン電子のビル。上海博物館。博物館の向い側。程よい暗闇と柔らかい明かり。このあたりはいいデートスポットのようです。----------------------------好きで来たわけではない上海。いつもは仕事や生活上の厄介なことばかり目に付くのですが、今日は上海のいいところを紹介してみました。
2006年06月28日
長い待機状態の後、昨日、再び上海入りしました。あー、また騒々しい街へやってきてしまいました。今日は写真ではなく、音です。「ある日の地下鉄車内」 ←クリックいつもこんなに賑やかなわけではありませんが、団体客が乗っているわけでもないのに、うるさいときはこんな状態です。(ちょっと英語もまじってます)今、上海も梅雨です。おまけにうだるような蒸し暑さです。気温30度前後、湿度80%以上の日々が続くようです。梅雨が明けて本格的な夏になると、気温は40度に達するそうです。
2006年06月24日

今日は「上海レポート」の番外編で、先日、上海のテレビで見たアニメについてです。深夜に、「NHKアーカイブス」のような番組をやっていて、その中で古いアニメを放送していました。(画面にパラパラとフィルムの傷が入っていたので古いと感じました)中国琴の師匠が、弟子の少年に琴を伝えるお話のようで、「山水情」と言うタイトルが出ていました。短編で台詞は一切なく、中国琴の音色だけで表現していて、水墨画のタッチと相まって実に美しく叙情豊かに描かれていて、少し感動しました。日本に帰って調べてみたら、なんとDVDが出ているではありんせんか!「上海美術電影作品集 Vol.2」の中に「琴と少年」というタイトルで入っていました。http://www.geneon-ent.co.jp/anime/NAA/3034.html思ったよりも新しく、1988年の作品です。この「上海美術電影」のホームページを見ると、現在もたくさんのTVアニメを制作しているようです。http://www.ani-sh.com/その中からオープニングを見られるものがあります。http://www.ani-sh.com/xpjs/st/hero.rmここの歴史の中で、いくつか作品の一部観ることもできまが、1963年の「牧笛」がよくできています。http://www.ani-sh.com/jdhg/60/jdhg60.htm実は中国のアニメの歴史は以外に古く、戦前は日本よりも技術はすぐれていました。少なくとも1950年代頃までは。うるおぼえですが、小学生の頃に講堂で見た映画の中に、中国製アニメの「西遊記」があります。これは続き物だったようで、悟空が三蔵法師らと旅に出るところで終わっていたのですが、そこまでの話をかなり細かくえがいていて、東映動画の「西遊記('60)」よりもよく動いていた記憶があります。もう一度見てみたいのですが、その作品がどんなタイトルで、いつ作られたものかは今となってはわかりません。かつては旧チェコスロバキアにしても、共産圏ではアートとしてのアニメがさかんに作られたようです。ちなみに、小学生の頃に講堂で見たのは1960年代の中頃です。歳がばれたか。
2006年05月03日

これが上海体育館。その衛星画像はこちら。(Mac版IEには対応していません)上の写真は衛星画像の丸い屋根の左側から撮ったものです。撮影所へ通うときは、いつもこの前を通って地下鉄からバスに乗り継ぎます。以前にもちょっと触れましたが、この「上海体育館」というところで、先日ローリングストーンズのコンサートが行われました。(今月8日)私はどちらかというと昔からビートルズ派でしたから行く気はなかったのですが、中国人の通訳嬢が行ってきたそうです。帰国してからニュースで知ったのですが、ストーンズの曲の歌詞に、当局から検閲が入って、5曲が演奏禁止になったそうですね。おそらくそのことは中国では報道されていないと思います。クリックで拡大撮影スタッフが集まって打ち合わせをしていてみんな気づいたのですが、互いのメールに届いていないものがあるのです。どうやら、中国ではネットに何かフィルターをかけているようなのです。まだまだ「言論の自由」なんてほど遠い状態を実感しました。経済発展の速度に国家の法が追いつけないのでしょう。まあ、簡単に変えられるような法は、法の役目を果たしませんから致し方ないのでしょうが。国際化と言う観点から見れば、中国人のマナーも含めて、13億の人民のその道のりは、まだまだ遠いものなのでしょうね。ちなみに届かないメールへの対策としては、Yahoo!メールなどの無料メールを利用して、複数のアドレスに送ってもらうことにしました。HotMailは昼間はほとんどつながらない状態です。中国で仕事をするというのはなかなか大変です。言葉にしても、日本人なら常識的な英語でも、人によっては全く通じません。Yes,Noですら。ある時期まで中国では英語教育は全くなされてなかったからです。日本人の考えでは予測不能なことが、常に待ちかまえています。
2006年04月28日

撮影再開はゴールデンウイーク明けかと思いきや、いろいろゴタゴタがあって、結局6月1日からということになってしまいました。私はたぶん、5月下旬に上海入りすることになりそうで、長い一時帰国になりました。さて、今日は初の食い物ネタです。当たり前と言えば当たり前なのですが、上海にはほとんど中華料理しかありません。日本のようにいろんなタイプの飲食店が並んでいたりはしません。外国の飲食店があるとすれば、いきなりマクドナルドやケンタッキーになるのです。中華料理と言っても、日本の中華とは全然味の傾向が違い、全体にかなりあっさりしていて食材の味を生かした味付けが多いです。以前に仕事でサンフランシスコへ行ったときも感じましたが、いかに日本人が塩分を摂り過ぎているかと言うことに気づかされます。ただしツアーで行く場合は、日本人向けのレストランへ行くことが多いかも知れません。写真はマンションの近くのホテルのレストランのランチ。1が牛肉と野菜の炒め物で、2が豚肉と野菜の炒め物。スープ付きで17元(約255円)だったと思います。これも見た目よりあっさりした味付けで、食べ飽きない感じがします。ちなみに日本のようにテーブルに塩やソースは置いていません。ランチは基本的にご飯とおかずという組み合わせは日本と同じです。ご飯はややパサパサした硬めのご飯という感じですが、東南アジアのインディカ米ほどパラパラしてはいません。上海では牛鍋屋を所々で見かけます。牛鍋と言うより、いわゆる「しゃぶしゃぶ」なのですが、もしかしたらこれは中華ではなくモンゴル料理かも知れませんが、今はわかりません。日本のしゃぶしゃぶと違って、浸けるつゆにもしっかりした味が付いていて、いろんな味を選べます。そこに薄くスライスした肉をしゃぶしゃぶとつけて、それをピリ辛味噌につけて食べます。牛肉以外に羊の肉がありますが、この羊の肉が臭みもなく、ものすごくうまい!ほかに野菜などいろんな食材を入れて、最後の締めはうどんを入れます。このあたりは鍋のニュアンスですね。まだ言葉がわからないので、自由に食べ歩いたわけではありませんが、上海の食い物はどこで食べても平均的にうまいです。
2006年04月24日

前回紹介した地下鉄路線図の、一番右下の駅「龍陽路(ロンヤンルゥ)」から、「浦東(プードン)国際飛行場」を、リニアモーターカーが結んでいます。最高時速430km! 走行距離30kmをわずか8分ほどで走ります。車内には速度計があって、走り出してあっという間に時速100kmを越え、中間地点で430kmに達します。最高速度を維持しているのはわずか10秒ほどで、あとは目的地までどんどん減速していきます。発車から停車までの速度をグラフにすると、きれいな放物線になっているわけです。2004年にドイツの技術を導入して運行を開始したそうです。片道50元(約750円)、30分に1便出ています。まだ帰国時しか利用したことがないのですが、やはり日本人も含めた外国人が多く、ちらほらと日本語が聞こえ始め、日本が近づいたと言う感じがします。乗り心地は、横揺れが少しあるのですが、窓からの物凄い速度で流れる景色の割には揺れが少なく、音も静かな感じがして、なかなか快適です。横を幹線道路が平行して走っていますが、車が止まって見えます。途中カーブするところで車体が大きく傾き、ジェットコースターのような感じです。ただ、上海市内からこの駅に行くまでが不便なのです。特に私がよく利用する地下鉄の4号線からは、リニアの駅へ向かう2号線への乗り換え駅(東方路)がまだ完成していないため、結局途中はタクシーを使うしかないのです。始めて1人で帰国したときは、地下鉄が乗り換え駅を通り越してしまったので、一瞬途方に暮れました。普通、乗り換え駅を先に作ると思うのですが、そのあたりが中国らしいというか…。まあ、日本の地方の自治体でも、無計画な施設はたくさんありますけどね。なかなか乗っている列車の写真と言うのは撮りにくいもので、こんな写真しか撮れませんでした。また今度ちゃんと撮ります。
2006年04月19日

中国語で地下鉄を「地鉄」と書きます。これが上海地鉄の路線図の中心部分です。赤………1号線緑………2号線黄………3号線紫………4号線ほかに建設中も含めると9号線まであります。私がよく利用する4号線は環状線ですが、一番新しく、全線はまだ完成していません。昼間15分に1本ぐらいの割合で走っていますが、時刻表もなく、毎日同じ時間に走っているとは限りません。この4号線、地下鉄と言っても半分以上は地上の高架を走っていて、新しいだけあって駅も車両もきれいです。それにまだ比較的乗降客も少なく、すいていて快適です。問題は1号線で、これが一番古く、上海中心部を通っているので観光客で込み合います。前にも書きましたが、ドアが開いた途端に乗る人のかたまりがどっと乗り込み、降りる人と組んず解れつの混乱の極みになります。そして時間が来ると無情にそして強引にドアが閉まります。ドアのところでグループが泣き別れになっている光景をよく見かけます。昨日書いたように中国人は声がでかいので、その騒ぎたるや地獄のようです。今のところ私は降りられなかったことはありませんが、乗れなかったことはあります。「文化は降りる人が先、乗る人が後」というポスターが貼ってありました。ホームの乗車位置にもそのようなことが書いてあります。しかし一向に効果はないようです。建物はきれいで立派なものがどんどん建っていますが、中のトイレはずっと掃除していなくてきたないところが多く、男の立ちトイレなどは、たいてい煙草が詰まっていおしっこがたまっています。街も一見おしゃれできれいでも、吸い殻はもちろん、つばとタンと鼻汁がいたるところに落ちていて、歩くのに苦労します。(駅のホームですら)スーパーのレジに並んでいても、平然と割り込む輩もいます。当局では、2年後の北京オリンピックに向けて、マナー教育を進めようとしているようですが、果たして間に合うのでしょうか?
2006年04月17日

14日のブログで載せた、上海の夜景の大通りを、帰国前日にうろうろ歩き回ってみました。地下鉄の駅で言うと、「陜西南路(シャンジーナンルゥ)」のあたりで、東京で言うと雰囲気は新宿通りのような感じです。---------------------------------画面奥に「伊勢丹」が見えます。一瞬、本当に東京のどこかを歩いている錯覚におちいります。大通りから一つ折れると、おしゃれな飲食店が並ぶ通りに入りました。歩行者天国になっていて、ご覧のようにヨーロッパのような雰囲気です。伊勢丹の裏の方は民家が多く、その中にもおしゃれな店がぽつりぽつりとあり、日本語の店名もいくつか見かけました。写真はライブハウスのようで、ドアの横には出演者のポスターが。おもちゃ屋がありました。ウインドウには「しんちゃん」と「ウルトラマン」。きょろきょろしながら歩いていると、やはり車が怖いです。クラクションを激しく鳴らすだけで止まってはくれませんから。歩道にいても、ミニバイクがバンバン走り抜けて行きます。更に自転車もなめていてはいけません。中国では路上でボサっとしていてはいけないのです。それから、中国人はやたら声がでかい。路上で怒鳴り合っているのかと思ったら、それが普通の会話なのです。特に携帯をかけている中国人は、それこそ遠くにいる人に叫んでいるように話します。電車の中で横で携帯をかけられると、鼓膜がびりびりします。それからそれから、中国語と言うのは最後まで聞かなくても相手の言っていることがわかるのでしょうか? 人が集まって話している様子は、全員同時にしゃべっていて、声の大きさもあってうるさいのなんの。東京に帰ってきて思うことは、「街ってこんなに静かだったんだ」ということです。それにどこでも日本語が通じる安心感。次の上海入りまでの役1ヶ月、この穏やかな日々を楽しみたいと思います。
2006年04月16日
中国では今、ひらがなの「の」がはやっているようで、よく見かけます。日本の「無印良品」のぱくりで、「優良の品」というのもありました。
2006年04月14日
帰国しました。ゴールデンウイーク明けまで日本にいられます。上海でたくさん撮った写真をもとに、これから書いて行こうと思います。上海のテレビでJ-POPSを紹介する番組をやっていて、日本のミュージッククリップがどんどん流れていました。浜崎歩(浜崎あゆみ)、早安少女組(モーニング娘)から、小田和正のインタビューや、氷川清志まで紹介されていました。(※注:早安はおはようの意味)CDショップへ行くと、「外国流行歌」のコーナーには、浜崎あゆみがメインでたくさん置いてありました。(海賊版ではありません)また、パナソニックのデジカメのCMでは、日本では浜崎あゆみで「あゆはブレない」というのをやっていますが、中国版浜崎のような女の子を使って、同じようなCMをやってました。DVDでは日本映画はあまり見かけませんが、音楽に関しては日本の音楽文化の流入はかなりあるようです。中国の歌番組を見ていると、ほとんどが歌い上げるタイプのスローバラードばかりです。日本のMISIA(ミーシャ)などのリズム&ブルース系のバラードの影響があるようで、アメリカから日本を通って伝わったような感じがしました。(更に台湾を通っているようでもあります)どの歌手もすごく歌がうまいし、韓国ポップスのようにひ弱な感じではなく、アジア人のハートに響くようないい曲がたくさんあります。中国語のポップスは、英語っぽい響きがあるので、チャイナポップスとして日本へ持ち込めば、けっこういけるのではないかと思いました。それに女性シンガーは、日本よりも絶対に美人揃いです。実際街を歩いていても、ものすごく可愛い女の子や美人を多く見かけます。椅子の生活をしているためか、平均的にスタイルもとてもいいです。かつてシルクロードを通じて東ヨーロッパと人々が交じりあったせいもあるのでしょうか。ちなみに、上海のCGプロダクションのある女の子は、「平井堅」と「MISIA」を聞きながら仕事をしていました。仕事の撮影現場にいる中国人の男の子は、一度も日本へ行ったことがないのに、日本語がペラペラで、日本のコミックオタクでした。テレビの話しに戻りますが、土曜日の早朝には日本のアニメやゲームを紹介する情報番組をやっていました。(70チャンネルもあるので、もう一度見ようと思っても、どのチャンネルでやっていたのかもう分かりませんが)反日運動などは、ごくわずかな部分をマスコミが取り上げているように思えます。確かに、「日本人はなんとなく嫌いだ」という意識はあるのかも知れませんが、「なんとなく日本の新しい文化にあこがれる」という部分があるのだと思います。街を見ると、中国の若者たちは外見は明らかにジャパンナイズされています。
2006年04月14日
松江(ソンジャン)というところは、昔から映画のメッカのようなところだったようで、撮影所、現像所、フィルム工場などがたくさんあったようです。まさに、京都太秦(うずまさ)ですね。太秦も現在は東映と、「必殺シリーズ」などが作られた松竹系の「京都映画」のオープンセットがありますが、かつては大映の撮影所もありましたし、多くの映画に関係した会社がありました。また、時代劇のセットと言っても、松江の撮影所のオープンセットも様々な時代の区画があります。「上海バンスキング」の時代のバーやクラブなどの店が並んだところや、豪邸もあります。店の中をのぞくと、ちゃんと店のセットになっていて、吹き抜け2階建てのダンスホールのようなところなど、閉店後の店のように椅子が積み重ねられていました。(インディジョーンズ2のような)神社のセットにしても、門のすき間から中をのぞくと、カンフー映画が撮れそうな感じでした。川や池もあります。太秦もそうですが、こういう映画のオープンセットと言うのは、見て回るとテーマパークのようで、とても面白いです。ただ、上海の中心地を歩いていても、まだ「上海バンスキング」のようなところが残っていますが。※様々なトラブルや諸般の事情で、スタッフ全員一旦帰国しまして、私はポスプロなので1人残ったのですが、急遽、明日帰国することになりました。再開はゴールデンウイーク明けです。中国も5月の1週目は「労働節」で、1週間休みです。上海ではたくさん写真も撮りました。日本へ帰ったら、またいろいろ書きます。
2006年04月13日
「上海??影?基地」と言う撮影所で、我々は撮影をしております。(中国語を貼り付けましたが文字化けしているようです)ここは、まさに京都の「うずまさ映画村」のようなところで、中国の時代劇のオープンセットがあり、あちこちで中国時代劇の撮影が行われています。私が住んでいるマンションでは、ケーブルテレビが70チャンネルも映りますが、ドラマが多く、中国時代劇もかなり多くやっていて、おそらくその多くがこの撮影所で撮影されていると思われます。この時代劇風建物のいくつかは、中が大きなスタジオになっていて、そのうちの3つを借り切って撮影が進められています。場所は上海郊外の松江(ソンジャン)というところで、私のマンションから地下鉄と高速バスとタクシーを乗り継いで2時間ほどかかります。(スタッフは松江をそのままマツエと呼んでいます)私はポストプロダクションの担当なので、他の撮影スタッフとは常に別行動で、撮影所へも1人で行き来しております。地下鉄の環状線で「上海体育館駅」で降りて高速バスに乗り換えます。ちなみに上海体育館では、先週の土曜日に「ローリングストーンズ」のコンサートがありました。この高速バス、たった6元(約90円)で座席指定で、有料高速道路を含めて40分以上も走ってくれます。なかなか快適なのですが、日によっては地方から来た人たちが、荷物をドカドカ積み込んで、大変な状態の時もあります。私も荷物が多く、いつもキャリーを引っ張っているので置き場所に苦慮しますが。松江のバスターミナルに着くと、シロタクならぬ「シロバイ」が降りる客に群がります。ここは、乗降客と、それを目当てに商売に来た人たちで朝からごったがえしています。ターミナルの建物には小さな売店がたくさん並んでいて、私はそこでホカホカの肉饅や惣菜饅(これがうまい!1個1元)と「キリン午後の紅茶」のペットボトル4元を買います。(冷えてません)そして、その袋をかかえながら決して整列している訳ではないタクシーのひとつに「OK?」と声をかけて乗せてもらい、行き先を書いた紙切れを見せます。タクシーの中で撮影所までの約15分15元ほどのあいだに、私は朝食を済ませます。ちなみにタクシーはフォルクスワーゲンが多いです。 ※1元=約15円
2006年04月11日

今日、再び上海に入り、本格的な滞在になります。2ヶ月ほど帰国できません。今、テレビで「白い巨塔」の中国語吹き替え版を見ています。(写真『白色巨塔』)それぞれの役者の声にそっくりの声優が吹き替えていて、見事に吹き替えられています。中国はいろんな言語があるので、テレビでは必ず標準語の字幕が入ります。http://cctv.com/program/hwjc/41/index.shtmlここでwebページ翻訳ができます。http://www.excite.co.jp/world/ここの「中国語」>「ウェブページ翻訳」に、上のCCTVのURLを貼り付けてください。シュールな日本語が出てきますが。仕事の方は、ここまで来るのに大どんでん返しがいくつもあり、私も含めてスタッフ一同大変な思いをしております。中国側のスタッフも、台湾からやって来た人たちは、日本人に似てとても前向きで、気が利きます。中国人は旧社会主義の名残か、言われたことしかやりません。人より余計に仕事をすると損だったわけで、頑張れば見返りがあるということが理解できないようです。その割にプライドが高く、なかなか大変です。今回、ネットは日本から持ってきた無線LANにしました。
2006年03月28日
上海の中心地へ行くと、周りから聞こえてくる言葉が違うだけで、そこは東京となんら変わりない光景が広がっています。若者たちはおしゃれで、茶髪で携帯をかけながら歩いています。地下鉄の中でキスをしているカップルもいます。アメリカや日本の外資系ファーストフード店も多く見かけます。(写真)写真以外にも、ローソンやファミリーマートなどのコンビニもちょこちょこ見かけます。そこで貧民街を思い起こすと、ものすごいギャップを感じるわけです。私はそれを傍観しているだけですが。しかし、下町のにぎわいなどを見ていると、本当の中国がそこにあるんだろうなと思いますし、なんとなく懐かしいものを感じました。※明日16日、一旦帰国して、たぶん26日に上海へ舞い戻ると、ずっと滞在することになりそうです。
2006年03月16日
日中合作の番組制作の進行状況は、トラブルで後退しながらも、少しずつ進んではおります。しかし本来なら、3月頭には撮影に入っているはずのものが、4月の上旬という状況です。トラブルのひとつとしては、役者関係で日本と中国との仕事の仕方の違いや習慣の違いで、いろいろトラブルが起こっているようです。ある女優の場合、日本人と仕事をすると言う理由で、親が断わりに来ました。写真1は、今住んでいるマンションの21階からの眺めの西側で、2が東側です。1の左下に見えるひょうたん型の建物は、レジャー施設も兼ねたショッピングビルで、この中には巨大スーパーマーケットがあり、その下に地下鉄の駅があります。2の下半分に写っている住宅街は、いわゆる貧民街です。この西と東の景色で、貧富の差が視覚的に分かります。今の中国を物語っているのだと思います。3は上海駅で、地方から職を求めて出てきた人たちが、行き場もなくたむろしています。この駅の裏へ回ると、半分崩れたような家が建ち並ぶ絵に描いたような貧民街で、写真など撮ろうものなら殴られそうな気配でした。今の中国は、表向きの顔だけをあせって作っている感じですね。
2006年03月15日
今日は上海から書き込んでいます。今日から1週間、とりあえずの上海滞在です。ホテル暮らしになると思いきや、プロデューサーが超高層マンションの一室を借りてくれていました。と言っても、別のスタッフとの相部屋ですが、もう1人は別の拠点に泊まることが多く、ほとんど私一人になるようです。39階建ての21階です。部屋はむちゃくちゃ広いです。写真のリビング以外に、3つの部屋とキッチンがあって、バス・トイレも2つあります。ネットもLAN端子がきています。(つながりにくいですけど)しかし、番組制作体制の方はアクシデント続発で、大変なことになっております。私のこれからの仕事内容にも大きく影響しそうです。
2006年03月10日
先日打ち合わせのために上海へ行って驚いたことの一つに、日本で言えば銀座のど真ん中のようなところで、あらゆるコピー商品が堂々と露店で売られているのです。ブランドバッグ、本、CD、DVD。さすがコピー大国! その中でも特にDVDの店が多かったです。今回の日中合作番組の監督(日本人)も、今までやった作品の海賊版を見つけて買ってきて喜んでいました。上海で今上映中の「キングコング (中国タイトル『金剛』)-中国語字幕」もすでに海賊版DVDが7元で売られていました。日本円にすると100円ちょっとで、向こうの庶民の昼飯代の半額ぐらいでしょうか。新作のためかそれでも高いほうで、他の作品はほとんど5元です。更に、まだ公開されていない「ナルニア国物語」まで出回っていました。どうせスクリーンを写したものだろうと思っていましたが、スタッフの1人が『金剛』を買ってきてノートパソコンで再生していました。そこそこの画質で、ちゃんとしたメニューも付いていました。メニューには「チャプターリスト」がありましたが、中身は適当にチャプターが打たれてありました。つまりどこか(ハリウッド)でちゃんと作られたもののコピーなのです。しかし「キングコング」のDVDはまだ発売の話も出ていません。中国人も世界各地に進出していますから、ハリウッドで闇ルートを作っているのかも知れません。東京の電気屋街、秋葉原でも、コピーソフトをこそこそ売っているのはほとんど中国人ですからね。上海で売られていたコピーDVDは、ほとんど同じビニールパッケージに入っていました。つまり、どこかに大元があるわけです。聞くところによると、それらの海賊版を作っている町があって、それが地場産業になっているのだそうです。ブランドバッグを作る町、本の海賊版を作る町…。中国当局としてはそれらを取り締まる手だてもなく、ただ黙認しているのですね。取り締まれば貧富の差は更に増すでしょうし、逆にその地場産業が中国の経済発展の一翼を担っていたりするのです。また、当局の人間にしても、「知的所有権」などといものの価値観もまだ分かっていないのだろうと思いますし、売っている人間には全く悪気はなさそうでした。「この番組が中国で放送された翌日には、海賊版が出回っているんだろうな」と、監督が笑っていました。※ちなみに中国のDVDを日本へ持ち帰っても、基本的にビデオ方式が違うため、DVDプレーヤーでは再生できません。(パソコンではできますが)
2006年03月06日
まず、このブログを始めるにあたって、他の掲示板にちょこちょこ書いていたことを、あらためてここで書くことにしました。まずは、その掲示板からの転載から始めます。2006年2月21日別掲示板書き込みより転載(まだ日本にいます)このたびなんと長期間上海へ行って、中国向けのテレビ番組を作るプロジェクトに参加することになりました。ちょこちょこ帰ってくることは出来ますが、最終的に帰れるのは早くて来年の8月です。中国と日本の共同製作で、メインスタッフはほとんど日本人です。それで私の制作ポジションはといいますと、VFXコーディネーターというあいまいなポジションで、中国のCGプロダクションと、日本人監督の間に立って、調整をするという役回りです。番組内容はいろいろあって、今のところ明かすことは出来ません。昨年、その番組のパイロット版が制作されたのですが(私は参加せず)、あまりにも中国側のCGがヘタッピーなので、そのクオリティアップを仰せつかったわけです。とりあえず現在の状況は、中国と日本の文化や習慣、考え方の違いから来る問題も含めて、すでに修羅場の様相を呈しております。日本スタッフへのプロデューサーの一言は、「みなさん地獄へ足を踏み入れましたね」ということでした。さて、どうなることやら。先日3泊4日で打ち合わせも含めて上海へ行ってきましたが、なかなかすごい街です上海は。高層ビルの狭間に見える朽ち果てかけた古い家々。やむことのないクラクション。車優先の街で、私は2回ひかれそうになりました。地下鉄ではドアが開いた途端、降りる人など無視してどっと人のかたまりが乗り込んできます。エレベーターでさえそうです。ある駅では「降りる人が降りてから乗りましょう」というようなポスターがべたべたと貼ってありました。駅員はとてもえらそうにしていました。銀行へ行っても、警備員はとてもえらそうにしていました。更に空港も然り、制服を着た人はみんなえらそうにしています。あまりにも経済発展が早過ぎるのでしょうね。人はまだ田舎者です。と言いますか、旧社会主義から来る日本とは違った個人主義の「我先に」というものを感じました。上海に限ってかも知れませんが、あの街は社会の秩序を伴わない、無秩序の大都会です。…そう言えば昔の国鉄の職員もえらそうにしていましたね。 ※このときはスタッフの写真ばかりで、景色などの公開できる写真を撮る精神的ゆとりなし。
2006年03月01日
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