こうこの手紙

こうこの手紙

2025年11月22日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類




祥之介は除霊整体に行ったら云われるのでした。

「何をしたの?」

「何をしたと云われますと?」

「烏天狗が三体ついているわよ」

祥之介は笑いそうになるのでした。

それは高尾山の薬王院に行った次の日だったからなのでした。



「球磨之介、本当に烏天狗というのがいるのであろうか?」

「とうちゃん、ちょっと変なことをいう除霊先生だけど

烏天狗なんて見えるなら結構本物なんじゃないか?」

「ふむ。祓ってくれたんだけれどいてもらった方がよかったかね?」



ハンサム団はお坊さんに聞いてみるのでした。

「なんかお薬師さんとご縁があるらしいぞ」

「ふむ、お坊さんがすすめるだけあって

薬王院とは相性がいいのかね?」



ということでハンサム団は伊勢原の日向薬師にでかけるのでした

といいますのも、この間大山の不動明王に挨拶にいったときに

バスを乗り間違えてお薬師さんに行きそうになったのでした。

「とうちゃん、呼ばれているかもしれないから行こうよ」

「ふむ。お守りを返しに行くのである。

改めてお薬師様には挨拶にいこう」

ということでこの日と相成ったわけなのでした。

それにしても土曜日だからか大山に行くバスはやたらくるのでした。



「とうちゃん、せっかく電車の乗り合わせがよかったのに、

また四十分もバスを待つ羽目になったぞ」

「ふむ、時間が許すなら大山にも行きたかったのであるが

今日はお薬師様だけにしよう」

ハンサム団は高野山派の人が唱えている

薬師如来の真言が非常に気になって覚えるのでした。

おん ばい せいぜい ばい せいぜい

ばい せいじゃ さんぼり ぎゃてい そわか

ちなみに天台宗だと

おん び せいぜい……

となるらしいのでした。



バスはやってきたのでした。

「大山は人気なのにこっちは空いているね」

「ふむ。昔は宿坊がいっぱいあってにぎわっていたらしいのであるが

明治の神仏分離でずいぶん酷い目にあったようである」

「大山のお不動様もなくなりそうになっていたもんな」



お参りに行くというより

山間部の村を訪ねたような風情なのでした。

「とうちゃん、匂いが田舎の匂いだ」

「ふむ。慣れ親しんで農家の匂いである」

「なんの匂いだ?」

「草木の匂いと肥料や作物の匂い、

水もいい水が近くにありそうである。水の香りがするのである」



「とうちゃん、山で迷ったら遭難だぞ。よく見ろ」

「ふむ。高尾山もちょこちょこ遭難事故があるのである。

山に入るのはこわいのである」



「球磨之介、神社があるのである」

「お参りをしていこうよ」



天津祝詞を唱えてお参りをするのでした。



由緒書きがあるので読んでみるのでした。



ありがたいことに標識があるのでした。



山奥の一本道という感じなのでした



「とうちゃん、今年はこま参道にも熊がでたんだよな」

「ふむ。ここで熊に遭遇しても困るのである」



ここまでくればもう安心だと思うのでした



結構距離があるのでした。

途中で車がきて結構危ないと思うのでした。



休憩所があるのでした



トイレをお借りしたのでした

ありがたく小銭を入れるのでした



手水舎でお浄めをするのでした



中は撮影できないのですが

地蔵菩薩、賓頭盧尊者、白衣観音様などがいるのでした

ハンサム団は白衣観音菩薩の真言

おん しべいてい しべいてい はんだら ばしに そわか

を覚えるのでした。



弘法大師には南無大師遍照金剛なのでした



こちらは虚空蔵菩薩様なので

のーぼーあきゃしゃきゃらばや おんありきゃーまり ぼりそわか

なのでした。



地蔵菩薩様には

おんかかかびさんまえいそわか

なのでした。



ちょっとどなたかわからないので

地蔵菩薩真言と聖観音菩薩真言を唱えるのでした。

お参りを終えたハンサム団は来た道を

とことこ歩いて渋谷に帰路をとるのでした。

疲れていたのですが山に行ったら少し元気になるのでした。

いつもありがとうございます。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025年11月22日 17時42分12秒
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: