　教習指導員の役に立たないブログ。

Profile

指導員だなー。

フォローする

Ｗくんとは技能教習で当たったことは、今までありません。
まったくの初対面です。
しかし、教習が始まってすぐＷくんは話始めました。

Ｗくん：　先生、俺、運転やばいっすよ。
　　　　　どうも、坂って苦手なんですよねー。あれ、難しくないですか？

私：　そうだねー。難しいよね！

Ｗくん：　今日がんばりますんで、厳しくアドバイスしてください！

Ｗくんはやる気がみなぎっています。

いやー、向上心がある教習生っていいですね！

しばらくして、Ｗくんが苦手と言っていた坂道にも行くことにしました。
坂道はＭＴ車にとっては難関です。

・・・そして、坂道で止まりました。
発進のときは、緊張がピークに達します。
私は 黙って 、Ｗくんの発進を待つことにしました。すると、

Ｗくん：　先生、この坂って急ですね！

私：　そうだよ。急に作っといたからね。

Ｗくん：　先生が作ったんですか？

私：　断然、違うよ。

Ｗくんは、なかなか発進しません。
そして、Ｗくんの質問はいっこうに止まりません。

そこで、私は気づきました。
もしかして・・・

Ｗくんは、沈黙に耐えられないのではないかと。

試しに、クラッチ操作って微妙だねって話ながらやると、

うーん、実は沈黙に弱いって教習生は割といるんですよね！
しゃべってくれないと、不安になるらしいです。

でも、仮免の試験は無言ですよ！
大丈夫かな。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう