感染者の増加ペースが落ち、退院や療養を終える人が増える中で、医療現場への負荷も減ってきている。分科会の指標でステージ3に相当する、感染者用の病床の使用率「25%」を上回ったのは、2カ月前は15都府県、1カ月前は6都府県あったが、10月6日時点で沖縄県(36・3%)のみとなっている。 ただ、「Go To トラベル」や「Go To イート」など経済活動を促す対策がとられ、大学が対面授業を再開する動きも広がっている。各地で依然、会食や職場などでのクラスター(感染者集団)が起きており、専門家組織は「3密」の回避や室内でのマスク着用など「基本的な感染予防対策の実施を徹底することが重要」と強調する。