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今も昔も,会社が潰れる理由が同じものがあります。それは,借金です。明治維新までの商人たちも,表店に構えたいが為に借金をして,それを返せず一家離散ということは,よくあったことのようです。昔も借金がない商人は手堅いといって,あそこの店はよい店だとかなり高い評価を得ていたようです。借金があると,経営の自由度が格段に下がります。とにかく,まずは銀行の顔色を見て経営をしなければなりません。なぜならば,銀行が貸さなくなったら資金不足となり会社が潰れてしまうからです。まったく1円も借りるな!とは言いません。経営の自由度が奪われるまで借りないということです。銀行の顔色を気にし,決算の数字をなんとかおっつけて黒字にするような経営は,すでに経営ではありません。なぜなら,顧客のほうに顔が向いていないからです。一度借金漬けの体質になると,そこから這い上がることは,ほぼ不可能と言っていいでしょう。なぜなら,借金をしなければお金が常に足りない,それくらい規模が大きな会社になってしまっているからです。資本主義は,借金をテコにして利益を上げるシステムを作り上げ,それによって経済を成長させてきました。ですから,借金はして当たり前という文化が長らく続きました。しかし,これは大手企業の話であり,経営資源が少なく貧しい中小企業零細企業において,借金をテコにして利益を出すことは元々無理があったと思わざるを得ません。気がつけば,大手企業ほど成長はせず,しかし莫大な借金が残る中小企業ばかりとなりました。これからの時代を担う後継者の人たちは,いかに借入をしないで経営を続けるか?を第一に考えることです。入ってくるお金に身の丈を合わせ,ばくち的な投資をしないことです。最後には,お金をたくさん出した人が強い。これが資本主義のルールなのです。我が社の経営者は確かに無計画なばくち打ちでした
2013.03.08
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