

アユモドキ
アユモドキは、日本で最も絶滅のおそれが高い淡水魚のひとつで、現在は京都府亀岡市の一部と岡山県の一部にしか生息していません。環境省のレッドリストカテゴリーで絶滅危惧Ⅰ A
に指定されています。また、環境省の国内希少野生動植物、国指定の天然記念物にも指定されています。当館では、水族展示室の前身の琵琶湖文化館の時代から 40
年以上にわたって、京都府南丹市(旧八木町。現地では絶滅)の個体を系統保存してきました。しかしながら、 2017
年を最後に繁殖できず、その後、雌個体がいなくなる事態になりました。今年、淀川水系アユモドキ生息域外保全検討委員会と環境省との協議の上で亀岡市から雌個体を採集し、当館の雄個体を掛け合わせることを試みたところ、7年ぶりに人工繁殖に成功することができました。
今回のトピック展示では、保護増殖には、環境省や琵琶湖博物館をはじめとする水族館施設や研究施設などが関わって行われていることを知っていただくために、保護しているアユモドキと、繁殖に成功した幼魚の展示をします。さらに、かつてアユモドキが琵琶湖にもいたことを伝えるために、琵琶湖で獲れた最後のアユモドキの標本の展示をします。
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