私が西原流子育てってのを耳にしたのは最近の事。
嫁から「ちょっとおかしい子育て法があるねん」ってのが始まりだった。
調べてみるとトンデモ子育て法だったりする。
この「内臓が生みだす心」は西原パラレルワールドを見事に描いてくれている。
それを紹介したい。
まずこの本はラマルクの進化論を基準とし、それに自己の理論を組み合わせたものと思えば分かり易いだろう。ラマルクとはダーウィンの進化論の前に主流だった説で、現在ではあながち間違いではないが、ダーウィンの進化論の補填が妥当だろう。
但しこの本はダーウィンの進化論で証明出来ない部分を取り上げ、西洋医学だとかキリスト教の影響だとかでダーウィンの進化論の成り立ちと歴史を否定し、ラムルキズムと西原の主張たる重力が生物を進化って事を組み合わせた西原進化論の提唱が妥当だろう。西原の主張はネコザメが人間に進化したと提唱している。ネコザメが陸に上がって重力の影響で脊髄が形成され内蔵が出来たとか述べている。あんまり難しい単語を並べ立てるのは好きではないのでスルーするが、笑えたのが人間の胎児の時の顔とネコザメの顔がイラスト付きで「似ている」と出た時には爆笑してしまった。かなり無謀なこじつけだ。それ以外にも古事記の中で神武天皇のお婆さんは鱶(サメ)だとの記述があり、昔の大和民族は自然とネコザメが祖先だと知っていたみたいだとか。西原の主張を簡単に言えばサメが祖先で重力により臓器は形成され臓器が感情を支配しているってのが西原進化論だ。まぁトンデモだ。
ラマルキズムとは↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%8C%96%E8%AB%96
この本の中で西原は臓器が感情を支配していると述べている。その実例として心肺移植を受けた女性が夢の中で男性の夢を見て、その男性の名前も分かるらしい。調べてみたら知る筈もない心肺のドナーだったとの話だが、これにより心肺には記憶が宿ると説明している。
でもこの本の中でまともな症例はこれくらいで後は食べ物の好みが変わっただとか、性格が変わっただとか、心臓の移植手術をするにあたり、そんな大変な手術後に自身が他人に救われた命だとの自覚をすれば性格や味覚が変わったとて不思議でもあるまい。まともな症例は上の1つだけだった。
これで疑問になるのは人工心臓の場合はどうなるのですか?って事。心臓って記憶を司る部分でしょ?人工的に作られた物で生きている間は記憶は無くなるって話は全然知りませんが。上の様な稀な症例を取り上げ「総てだ!」と言わんばかり。これがこの本の中でよく書かれている。後半に入ると子育て部門に突入するが、子育ての基本も臓器が感情を持つってのが大前提で描かれている。帝王切開の記述では、
「帝王切開では、母体のお産が完結していないので、交接を途中で中断されたように欲求不満となり、母体は出産後あくなき性欲の亢進がおこり、家庭の崩壊に繋がる恐れのあるトラウマを母体に残すこととなります。子宮も腸管の一部ですから当然心が宿る器官なのです。むやみに切って赤ちゃんを暴力的に取り出してはいけないのです。子宮を傷つけられた母親は出産後、閉経した後にも性欲の虜となって、子供や家庭をかえりみないで淫行走ってしまうこともありますから、注意しなければいけません。」
正直ムチャクチャです。こうも偉そうに述べるのですから何か根拠があるのかと思いますが、この本の中には一切ありませんでした。離婚と帝王切開の因果関係or性欲と帝王切開との因果関係でもかまいませんが、データは一切なく、この本の中では西原の想像の域は出ていません。
ついでにサッカーに歓喜するのは脚でするスポーツだからだそうです。脚は生殖の補助器でありそれを使ってのスポーツだから歓喜するだとか。ボールを脚を使ってせめぎあう姿が卵子に向かっていく精子の動きと似ているかららしいです。西原流だとw
こんなバカげた価値観が基準となっての西原流子育て方法だと思って子育て頑張って下さいね。
何しろ基本はネコザメですから(笑)
最後にこの本の中で西原は、講師になった後は30年間上司に恵まれず出世せず定年と書いています。
上 司 に 恵 ま れ ず ・ ・ ・
キーワードサーチ
New!
征野三朗さんコメント新着