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January 6, 2009
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カテゴリ: 本・雑誌
ホームレスどっこいお気楽名言集

矢野弥八 著
ベスト新書 2008.10

12月頭に図書館で借りた本を、年越し派遣村がなんたらと言われている今読むのは微妙な気分になる。


著者が99人のホームレスに取材したインタビュー集。下は30代から上は80過ぎの人まで。実際は300人くらいに声をかけてOKが出たうちの99人を紹介。
1人1見開き。右ページは「名言」とプロフィール。左ページが本文。コンパクトで読みやすいが、1人の半生がたった600字足らず。

著者のインタビューは1人に1、2時間。「帰れ」と相手にされないこともあれば話したがりのホームレスの話に4時間以上もつきあうことも。取材場所は主に上野駅パンダ橋、上野駅中央口、浅草口、地下鉄上野広小路駅構内、上野公園東京文化会館裏など、ほとんどが上野界隈。知らない場所でもないだけに「あそこか」と場所が浮かんできてしまう。

当然ですが、ホームレスの人の人生はいろいろ。最初は普通に読んでても、99人分を読んでいくとどんどん暗くなっていく。特にこのご時世。
「人間てぇものはなりたいと思えば、本人の心がけ次第で何にでもなれるものだ。ことに乞食はなりやすい」というように、千早ぶるは間違ったことを言ってない。



「内容とはやや誤差があるのではと心配になるけれど」と書いているように、編集者が付けたもの。確かに内容とは離れていますが、せめて「お気楽」とつけないと、どんよりする中身とのバランスが取れないので、まあこれはこれでいいのでは。

私自身、年間で200~300人くらいの人にインタビューしていますが、ホームレス300人に声をかけて99人に話を聞く仕事、想像しただけでその大変さがわかる。人の人生に向き合うインタビューは精神的にハード。





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Last updated  January 6, 2009 04:38:33 PM
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