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April 15, 2009
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カテゴリ: 本・雑誌
文章は写経のように書くのがいい
香山リカ・著
ミシマ社 2009.03

ちょっと気になるタイトルですね。
マスコミで有名な精神科医が書いた文章術の本。といってもターゲットは「ブログをやってる(または始めようとしてる)が、書くことがない」と悩んでいるビギナー。文章のテクニックというより「何を書くか」「どういう心構えが必要か」について書かれている。

ネタバレするのもあれですが「写経のように書く」とは一定のリズムで書くということ。最初の5行で10分、次ぎは13分、次ぎは8分とスピードが変わるより、一定のスピードを保てばいいのよと。著者自身もあれこれ考えず頭に浮かんだ順に文章を書いているとある。

精神科医という本職がありながら、硬軟取り混ぜ大量の著書がある著者ならではの説得力があり、現に香山さんもそうやって文章を書いてるとのこと。悪い言葉で言えば書き殴りですが、それは雑誌や一般書に寄せる文章であって、専門分野の論文は時間をかけて書くそうです。

なので、要は「自分のために書く自己完結型の文章を書くための入門本」。とはいえ、何となく拠り所が曖昧なためビギナーが読んでももやもや感は残りそう。

例えば、「文章はスキマ時間で書く」とあって、時間がないならちょっとづつ書けばいいじゃんと言ってるのですが、その根拠は「電車で本を読む時、細切れの時間で読んでも覚えているから」だって。本当のメッセージは「堅苦しく考えないで気楽に書こうよ」というところににあるのですが真に受ける人がいたら可哀想。



ちなみにこの本はサクサク書けずに苦戦したそうだ。それでもスラスラ読めて、2時間もかからない。写経のように読める本だった。





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Last updated  April 16, 2009 01:31:42 AM
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