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January 29, 2010
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カテゴリ: 演芸・舞台
志の輔らくご in PARCO

渋谷・パルコ劇場
19:00~21:50

志の輔「身代りポン太」
志の輔「踊るファックス2010」
 お仲入り
志の輔「中村仲蔵」

今年は1カ月間同じネタを3席。
毎日、毎日同じことを繰り返して、一定のクオリティを維持するのだから、体力、精神力の消耗は並大抵のものではない。1回で3時間近い公演を、昼夜で回すこともあるのだから、どれだけすごいんだ。この師匠は。


八ッ場ダムの中止や事業仕分けを、ある村のタヌキ型展望台の工事中止に例えて皮肉る。テーマから新作を作ってるので、こんな感じになるんだろうなあ。ご神体に見立てる代用案が秀逸で目からウロコ。先の展開もみたい気がしたが十分面白かった。

個人的に一番面白かったのは「踊るファックス2010」。筋は10年前から同じですが、寅年のチラシに新しいギャグが追加され、パワーアップ。FAXの文面でしか登場しない「マミコ」さんの人物像が生き生きと描かれ、吉田薬局のおやじとのケンカで生命力を吹き返していく過程に感動すら覚える。落語の中のさらにFAXの中の人物まで引きずり出す志の輔さんの手腕が見事。

1席目と2席目は「梅は咲いたか」の出囃子ですが、ちゃんとアレンジを変えてた。2席目のほうは跳ねた感じ。

「中村仲蔵」。会場の多くいるであろう落語初心者、歌舞伎初心者を置いてきぼりにしない志の輔さんならではのホスピタリティあふれる落語。たっぷり80分。無駄をそぎ落とすだけでなく、意味あるものを乗っけていくのも芸なのかと思わせてくれる。

仲蔵が団十郎に目をかけられ、稲荷町、中通り、相中、名題と出世していく過程で半分くらいの時間。仲蔵エピソード0で、仲蔵の置かれた状況を丁寧に描く。

「忠臣蔵」の五段目に入っても五段目のあらすじ、定九郎という役の持つ意味なども笑いを交えて解説。歌舞伎を知らない人にも優しい。
客席の花道に該当する部分にスポットライト。鳴り物をふんだんに使った五段目のシーンと、大会場ならではの演出もたっぷりで肝を抜かれます。

落ちこぼれを作ることなく観客全員を幸せの局地に連れていてくれる。終演後の「すごいものを見た」「来てよかった」感があふれている会場の空気を感じるのがすごく気持ちいい。





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Last updated  February 1, 2010 10:09:05 PM
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