
" こころのふるさと "
風は 笑いながら めざめたばかりの 桜のはなびらをそっとなでた
やわらかなミモザの笑顔がこぼれおちた
山を描こうと思ったら 木になればいい
海を描こうと思ったら 鳥になればいい
鳥はくるりと まわって 口ぶえをふきながら 心のふるさとに かえってゆく
すきな人を描こうと思ったら 目を閉じて想えばいい
わたしを描こうと思ったら・・
わたしを描こうと思ったら いまのわたしを映せばいい
こぼれる ミモザのような笑顔だろうか
鳥のように ゆうゆうとしているだろうか
描きたいわたしだろうか・・・
by 月草ちゃん