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らくがんの休日
トゥームレイダー1~6
★トゥームレイダース(PS) EIDOS アクションアドベンチャー
ストーリー ★★★☆☆
操作性 ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆
イギリスで作られた世界的に有名なシリーズの第1作。
初めてプレイした時は、その面白さに感激!
寝食を忘れて遊び続け、ふと疲労感に気付いた時には9時間が経過していました。
その頃はまだ操作に不慣れで、簡単なジャンプもできずに落ちたり、うまく泳げなくて溺れそうになったり、
タイムアタック(時間制限付きの仕掛けをウチではこう呼んでいます)のクリアに1時間以上かかったり・・・
大変だったな~としみじみ。
ストーリーは単純です。
冒険好きの主人公レイラ(1作目はララではなく、レイラでした)が、秘宝を求めて遺跡を駆けめぐるというもの。
このレイラがものすごい強い女で、懸垂を1万回くらい軽くやれそうな感じ。
(いや、アクションゲームなので何万回であろうとやるでしょうけど、それ以上に雰囲気が・・・)
そしてアイテム使用時、そのアイテムが使用場所に相応しくなかった時に言うめちゃくちゃ人を馬鹿にしくさったような
「だめだわ」の台詞。
シビれました。
オープニングムービーで、遺跡の入口を開けようとレイラが高い場所にある仕掛けを操作していると、
突然オオカミが現れ、眼下で仲間達が襲われ始めるんです。
レイラはためらいもなくその場から飛び降りつつ、両手に構えた銃でオオカミを撃ちまくる。
その時の歯をむき出した怒りの表情が・・・コワっ!
てゆーか、落ちたら間違いなく死ぬだろ、その高さ。でも死なない。最強の女レイラ。
映画1で、そのコワい顔をアンジェリーナ・ジョリーがしているのを見た時には、なんて素晴らしい女優さんだろう、
レイラ・クロフトを演じることができるのはこの人しかいない、と心の底から思いました。
アクションの難易度は高めだと思います。
高所恐怖症の人には厳しい場面もいくつか。
でもそれに見合った面白さがある。オススメです。
★トゥームレイダー2(PS) EIDOS アクションアドベンチャー
ストーリー ★★★☆☆
操作性 ★★★★★
おすすめ度 ★★★★★
面白さはそのまま、システムが少し楽になりました。
1番大きいのは、セーブ回数に制限がなくなり、どこでもセーブできるようになったこと。
危険な罠を突破する前にセーブができて、楽になりました。
それから、秘宝集め。
竜の形をした隠しアイテムが各ステージに3個ずつあって、それを探すというものです。
全部見つけると隠しステージが出ます。
竜の筈なんですけど、ゲーム中はそれがアヒルにしか見えませんでした。
あと、高いところから水辺へジャンプする際に、頭からの華麗な飛び込みができるようになりました。
いや、だからどうってこともないんですが・・・。ま、見た目に美しい、と。
嬉しがって、うっかり浅瀬でやったら、死にました。水深には十分注意しましょう。
ストーリーを始める前に、館で操作の練習ができます。
その1つに、庭園の迷路の奥のレバーを操作すると、館内の階段下にある隠し扉が開く、というのがあります。
一定時間が経過すると閉まるタイムアタックで、わずかなムダも許されないかなりシビアなタイミング。
3時間くらい頑張ってようやく中に入ったんですが・・・中には取り立てて何もなかったんです。
ええ~、こんな苦労したのに~?なんか素敵なアイテムくらい置いといてくれたって~。
あれって何だったんでしょう?本当に練習しただけだったのかしら?
いまだに謎です。
プレイ日記(ネタばれ注意)
2016.03.28 ステージ1~6
2016.04.04 ステージ7~10
2016.04.24 ステージ11~12
★トゥームレイダー3(PS) EIDOS アクションアドベンチャー
ストーリー ★★★☆☆
操作性 ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆
謎解きやアクションがより難しくなって、勢いが落ちた印象があります。
こういう変化は、シリーズ物の特徴ですよね。
シリーズが進んでくると、同じことの繰り返しではプレーヤーが飽きてくるからから、
アクションに新しい物を入れる、あるいはより難しくする、
または技術的には大きく変化させない代わりに、複雑なストーリーにしてシリーズを重ねることによりそれが解明される、
などで魅力を継続させる事が必要になってきます。
トゥームレイダー3は、アクションをより難しくする方向へ行ったようですね。
元々の海外版はもっと難易度が高いそうなので、そちらへ近づけたのかもしれませんが、
私のようなヘタレプレーヤーからすると難易度が高すぎて、1や2ほど楽しめない印象がありました。
今回は秘宝集めの代わりにシークレットルームがあって、アイテムがいろいろ手に入るようになっています。
これがまた見つけるのが大変で、余計に時間ばかりかかってしまって。
途中から、シークレットルーム探しにはこだわらず、ともかく進みたいように進むと割り切ってプレイするようにし、
そこからようやく楽しめるようになりました。
十分に楽しむのなら、とりあえず2周するといいのかもしれませんね。
1週目はともかく勢い重視でストーリーを進め、2週目はシークレットを心おきなく探す、とか。
ただ、ゲームをする時間も無限にあるわけでもないし、私のようにヘタであればあるほど時間がかかるとなると
2周するのもなかなか・・・。ムズかしいところですね。
今回も館で特訓ができます。
特訓をしていると執事が後をついてくるんですが、これが実にウザい!
あまりにもイヤなので、食肉室に閉じ込めたり、銃でガンガンに撃ったりしました。
銃で撃つと一応倒れるんですが、また起き上がってきます。オススメは食肉室ですね。
もう一つ、個人的に残念なのは、3から名前が『ララ』に変わってしまったこと。
レイラでよかったんですけど。
なんかララだと、ちょっと弱そうな感じ。いや、最強であることには変わりありませんでしたけど。
★トゥームレイダー4 ラストレベレーション(PS) EIDOS アクションアドベンチャー
ストーリー ★★☆☆☆
操作性 ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆
ゲームの最初で、若かりし頃のララが考古学者ヴァーナー・フォン・クロイ教授に同行して冒険の基礎を教わります
同時に、プレーヤーも教授の指示に従ってアクションの練習をさせられます。
新しいアクションはいいんですが、従来通りの動きに関しては、かなり面倒くさいです。
今まで通り、館での訓練でもよかったんだけどな・・・。
ストーリーは、「はい?」なエンディングでした。
最後に、ララが遺跡の中に生き埋めになってしまうんですよ。
でも、どう考えても最強の女ララが死ぬとは思えないし、今までの冒険の数々を考えると
岩で埋まった遺跡の最深部からでも、懸垂100万回して上がってきそうな気がするし。
私の主人公に関する認識が『最強の女』なので、感動も驚愕もなかったです。
「ない、ない。絶対生きてるから」という感じ。
ついでに言うと、私はトゥームレイダーにはストーリー上での感動を求めていません。
アクションと謎解きの快感のみ。
バイオと違って複雑なストーリーでもないですし。
でも、今後はいろいろ人間模様が出てくるんでしょうか。5や6を見るとそんな印象も受けます。
4で一番イヤだったのはスカラべ。
倒せないし、すぐ死ぬし、何よりあの大挙して襲ってくる様子が『ゴ』のつく黒い虫の集団に襲われているみたいで
ムチャクチャ気持ち悪いっ!
難易度とあいまって、私がトゥームレイダーから離れた理由です。
それでも、ちょっと立ち直ったので、また続きをやってみようと思っています。
★トゥームレイダー5 クロニクル(PS) EIDOS アクションアドベンチャー
ストーリー ★★☆☆☆
操作性 ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆
4で死んでしまったララ。その遺体は見つからないが、葬儀が行われる。
その葬儀に訪れたララと親しかった友人達が、ララにまつわる思い出話を語り合う、というストーリーです。
プレイヤーは、その思い出話の中のララを操作することになります。
それぞれが思い出を語るので、ゲーム自体は短編集という感じです。
ステージは全部で4つ、遺跡、Uボート、幽霊の出る孤島、ハイテクオフィス。
遺跡が一番トゥームレイダーらしく、楽しめました。やっぱりこうでなくちゃね。(^^)v
Uボートもまあまあ。
幽霊の出る孤島は、ララがまた子供時代なので武器を持っていなくて、敵が出ても逃げ回るだけというのが
ちょっとストレスでした。
ハイテクオフィスは私には難易度が高すぎるようで、あまり楽しいという感じにはなれませんでした。うーん、残念。
笑えるのがオープニングムービー。
降りしきる雨の中、悲しみに沈んだ様子でララの墓を訪れては手を合わせていく人々・・・。
それはいいんですが、その墓が。
ララの銅像型!。しかも、タンクトップにショートパンツ、リュックをしょったいつもの冒険スタイル!
思わず目を疑いましたよ。
誰が言ったんだ、こんな形の墓にしようって。遺言なのか?
★トゥームレイダー6 美しき逃亡者(PS2) EIDOS アクションアドベンチャー
ストーリー ★★★☆☆
操作性 ★☆☆☆☆
おすすめ度 ★★★☆☆
ストーリーとしては4の続きです。
遺跡の地下に取り残されたララは、結局自力での脱出に成功するが、暗い地下で経験した死への恐怖、
また「必ず助ける」と言ったのに来てくれなかったフォン・クロイへの憎しみが、彼女を陰気な性格へと変えてしまう。
そんなある日、館で引きこもり生活を続けるララへ、パリにいるフォン・クロイから連絡が入る。
フォン・クロイへの激しい感情を持つララはすぐにパリへ向かい、フォン・クロイに会う。
そして口論になり・・・・そのあたりからララの記憶はあいまいに途切れ、気付くとフォン・クロイが床で死んでいる。
部屋から逃げるララ。それを追う警察・・・・というところからゲームがスタートします。
とまあ、ストーリーは別にいいんですが。
が、しかし。
うーん・・・正直な感想を言ってしまえば、「これってトゥームレイダーなの?」って感じです。
ゲームの方向性も大きく変わっていますし、何よりもトゥームレイダーの魅力であった反応のいい機敏なアクションが
まったく失われてしまいました。
このゲームをトゥームレイダーと思ったら、プレイも評価もできません。
最初の10分でコントローラー叩き付けて終わってしまいます。
私は「このゲームは新興のゲーム会社が作った、トゥームレイダーではない初めてのアクションアドベンチャー」と
自分に言い聞かせ、ようやくプレイできました。
上にある評価は、それを前提としての★の数です。そうでなかったら★なんかつかないし。
大きな変更点として、アクションよりもアドベンチャー要素が多くなっています。
登場キャラと会話の中に選択肢があり、とぢらを選ぶかによりストーリーが分岐するシステムです。
謎解きも増えています。
このへんの変更は好き嫌いが出るでしょうね。
5まではひたすらアクションの難易度を上げてきていましたから、私のような不器用者や、前シリーズは知らないけど
トゥームレイダーをやってみたいという人には高い壁がありましたが、そのあたりの間口は広がったと思います。
私はそれほど嫌いではないです。
でもまあ、長年のシリーズファンには圧倒的に不満派が多いというのも、頷けますけどね。
そして、不親切だと思う点はキーコンフィグがないこと。
このシリーズ、1,2では基本のアクションボタンは×だったんです。それを3から○に変更したんですが、その後も
5まではキーコンフィグでアクションを×にする操作を残していました。
それが、今回はない。
それまでのクセがつい出るから、アクションするつもりでジャンプしたり、銃を構えるつもりでしゃがんだりとか。
とにかく、頭で1回考えないと動けない。厳しいですよ。
もう1つ、取扱説明書の内容が不足ですね。
アクションの説明は1通りあるんですが、武器の装備画面の見方も書いておいて欲しかったです。
銃の種類がむやみと多い上、手に入れた銃と弾は別々に表示され、自分で弾を装備するまでは別々のまま、
いつまでたっても銃の弾数も0のまま。
途中で気付いて装備(弾を銃にリロードするのが『弾の装備』というのも、感覚的に馴染めませんが)はしましたが、
今度は銃に入っている弾数の見方がわからない。
6発撃てる銃の最初の表示が1/6で、3~4発撃った後、敵が落とした銃を拾ったら2/5?
え?え?え?これって、どういう表示なの?2×5の10発ってこと?右と左の数字をかけた数が弾の数?
そのつもりでいたら、使っていた60発撃てるマシンガンの弾数をふと見ると、8/2。
ええっ、残り16発?そんなに使ったっけ?じゃあ、もう使えない~・・・・。
しばらくして謎が解けました。
8/2の意味は『使っていない弾倉60×7+今使っている弾倉に2発の弾がある』でした。
わかんないっつーの。そんくらい取扱説明書に書いとけよ。(怒)
操作性に関しては、もうズタボロです。
移動を十字キーからスティックに変えたため、入れた方向に動く。背後からの視点で前に入れっ放しにしていたら
視点の自動切り替えで前方からの視点になった途端、方向転換して走り始める。
走るのが基本のゲームなのに、走り始めの1~2歩を歩くせいで、動きがモタモタする。助走ジャンプも満足にできない。
ハシゴやツタ、登る意志がないのに、近づいただけで勝手に登ってしまう。
アクションができるサインの『手』アイコン。対象物の正面に立っても出ず、背を向けた途端に出る。
処理速度が追いつかないのか、敵などの動く物が(画面の見える範囲外であっても)あると、スローモーションになってしまう。
フルボイスで、まだしゃべっている最中なのに字幕が消える。逆に、キャンセルして他の事をしているのに、延々と声だけ流れ続ける。
ボタンの割り振りを間違ったとしか思えないミスや、バグも多い。
プラハでは、話しかけることのできる人がすでにいなくなった後も、手アイコンだけが広範囲で出続ける・・・・・
などなどなど、もう数え上げたらキリがないほど、ダメなゲームとなっています。
しっかりしようよ、EIDOS!
ついでに、ゲームスタッフについて一言。
おまけとして、メイキングオブが入っています。
メイキングって、たとえば映画俳優のインタビューとか、制作現場の技術的な裏話とかはあってもいいと思います。
でも、作品の内容についての解釈の仕方や意味、キャラクターの個性についてスタッフが延々と語るのは、
私はどうかと思います。
そういった事は、作品内で表現すべきものであって、あとからゴチャゴチャ言い訳するものではないでしょう。
たとえ自分が意図した通りに受け手に伝わらなかったとしても、その部分は表現しきれていない自らの技量の未熟さを
反省すべきであって、クリエイターたる者、自分の手を離れた瞬間からどんな見られ方をされても文句は言わない、くらいの
覚悟を持って欲しいと思います。
これはゲームに限らず、映画でも小説でもマンガ・アニメでも同じ。
昨今、本来の自分の土俵とは違う他メディアを使って、なんだかんだと言い訳する潔くないクリエイターが増えてきていて、
ちょっとな~と思う今日この頃なのでした。
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