パンだふるワールド

パンだふるワールド

ダンサー・イン・ザ・ダーク



凄かったですよね、前評判が。実際見た人の感想もそうでした。「すごい感動した」「涙・涙だった」と聞いたんですよね。でも、私ははじめの30分でもう帰りたいわ~と思いましたけどね。

内容は別として、あのカメラワークが駄目でしたね。ドキュメンタリー風に撮りたかったのだろうという監督の意図するところはわかるのですが、ハンディーカメラの映像が揺れること揺れること・・。30分で酔ってしまいました。

内容が私には納得いかないものでした。同じ子を持つ親として、あのセルマ(ビョーク)の決断が最善だったとはとても思えないのでした。自分の人生ではなくて、子どもの人生を第1に考えるセルマではあったが、それなら他にも選べる道があったはず。そんなことを言い出すと、映画が別ものになってしまうから駄目なんだろうけどね。

子どものことを考えていながらもセルマのこだわり・エゴを感じられ、後半は、違う違う!!と心の中で叫んでいました。主人公の生き方に共感できないと評価は、おのずと下がってきます。

ただ、救われたのは、ミュージカルシーンが素晴らしく、話にメリハリがついて、引き込まれていくところとセルマの友人キャシーを演じるカトリーヌ・ドヌーブがすごくいい!!こういう役をするんだ・・・と驚きました。あと、ラストに出てくる女性の看守さん、この2人に最後は泣かされましたね。

2000年・デンマーク・2時間20分
主演、ビョーク


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