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2005.08.26
XML
カテゴリ: ビジネス
インターネットのその後を10年前と今を比べてみて、その外挿法で10年後を見てみようと思います。テキトーなので、思いっきり笑ってください。

インターネットは10年以上前からありました。
ただ今のインターネットと全く違う存在で、大学や研究機関が電話の専用回線で結ばれているか、ときどき電話でつながるものでした。大学の中には20年くらい前にEthernetというのがぼちぼち出始めていましたが、拠点間で結ばれたのは10年ぐらい前です。NIFTY Serveのメールがインターネットとつながるようになって、大学の先生とメールをやりとりできるようになったのが1992年頃からだったでしょうか。


私もたまたま会社を休職して、1994年に大学院の修士課程に入りました。そのとき、大学の学内がすべてEthernetで結ばれていて、大学どおしがネットワークでつながりました。研究室のメールアドレスをもらいましたので、大学へ行けばとりあえずメールのやりとりができるようになりました。そのときMosaicというのがあって、文字情報と画像を見ることができるというのを知りました。たしかMacかUNIXで動かしていたのですが、日本語をそのままで表示することができず、学内の情報工学科の大学院生がDelegateというプロキシーサーバーを提供していて、そのプロキシーサーバーにUNIXで通常用いる漢字コードのEUCをMacの文字コードであるShift_JISに変換して、やっと日本語を見ることができました。とはいっても、日本語のページはほとんどありませんでした。そのMosaicを見て面白いなと感じただけでしたが、9月頃に現れたNetscapeのβ版は驚きました。プロキシーサーバーを必要とせず、データを読んでいる最中から画面を表示するのです。Mosaicはデータをすべて読み取ってから表示するので、その感覚的な差は圧倒的でした。自分でもHTMLを書いたりして、ホームページを作ったのですが、静的なページを作るだけなので、情報交換をするだけにすぎないと思っていました。


まさか、それがビジネスに役に立つと思うまでも行きませんでした。さすがホリエモン、そこが決定的な差でしょう。当初のWebは非常にシンプルで、表現力においては、TexやLaTeXのような論文を記述するための言語に比べて貧弱でした。当時はLaTeXを画面に表示するための研究開発や、PostScriptを画面に表示することを真剣に考えて、Webがいまほど複雑になるとは誰もが思っていなかったはずです。当時の大学はEthernetの10Mbpsで学内が結ばれ、外部の大学とはT1と呼ばれる1.5Mbpsの光ファイバー回線で結ばれていましたので、そこそこ早かったのです。しかし、当時出てきたプロバイダーは、電話回線で結ばざるを得ず、28.8Kや33.6Kの電話線によるモデムでつなぐのがインターネットでした。そこにはメールが普通で、Webを見るためには数十秒も画面表示を待つのが普通でした。JPEGなどの重い絵を貼り付けるならば、みんなからページが重い!と言われて、叩かれたものです。今でもそういうことはありますが、重いという概念は質的に変わっているでしょうね。


技術的にみると、
ネットの速度は28.8Kから28.8Mもありうる1000倍(100倍くらいにしておきましょう)速度になりました。CPUの速度も当時は80486や68040というCPUが出てきて40MHzぐらいでしたが、今はおおよそ3GHzとしますと100倍。メモリーも多めで20Mバイトを使っていましたが、2Gバイト使うユーザーもおります。おおざっぱにいって、10年前の100倍の性能を持つパソコンを使っています。ムーアの法則やいろいろ個人によって違うので、非常に大雑把な比較です。


10年後は、技術的にはまだまだ見通しが立っていないようです。
省電力などの問題がなければCPUは10GHzは可能ですが、その問題をクリアするのは研究開発により大きな山を越えなければなりません。ネットワークの速度も10GBpsは実験的に可能らしいですが、それに耐えるルーターを用意するにはまだまだコストがかかります。メモリーも徐々に増えていくでしょうが、最近は増やす要因が減りつつあります。1Gバイトのメモリをもつパソコンを必要とする人は多くはいないでしょう。というよりも、多くの人が2年くらい前に発売されたパソコンで、機能的にはほぼ満足なはずです。動画の編集などをすれば、もっと高機能なものが必要かもしれませんが、数としては少ないでしょう。だからこれ以上速く、大きなメモリーをもつパソコンの需要は小さく、それよりも長時間使用できる軽いノートパソコンの方が需要が高いと思います。



私は最初に勤めた会社を休職して、大学院に戻って学者になろうとしました。そのとき予測したのは、次の2点です。
1.ネットワークの時代になって、東京が中心ではなくなる。どこにいても仕事ができるようになる。そのため東京にいる必要はないだろう
2.特別な知識やノウハウを持つ人の価値が上がる。それはグローバル化とともに、拍車がかかる。

1,2とも外れたとは思っていないのですが、実現する時期を間違えました。20年後だと思います。

1については当時からサテライトオフィスというのがあって、都心まで通わなくても、埼玉県民はさいたま市のサテライトオフィスへ通い、千葉県民は幕張のサテライトオフィスへ通えば、都心への混雑した電車に乗らず通勤時間も少なくなるだろうと思われてきました。


しかしそのサテライトオフィスは今はありません。
ブロードバンドが充実してテレビ電話やテレビ会議が使えるようになった今でも、サテライトオフィスはありませんし、同じ場所で仕事をすることが重要なようです。それはなぜか、人とのコミュニケーションはノンバーバル(言葉以外)なやりとりが重要なようです。メールや電話で通信しあうだけでは不十分で、なにげないやりとりや雰囲気のようなものが重要なようです。思っていることを相手にすべて伝えるのは不可能で、言葉でいうと10%しか伝わらない、文字にすると1%しか伝わらないといいます。その90%や99%を補うのは、視覚や触覚そして第六感なのかもしれません。初めて会った人を判断するとき、相手の話していることよりも、見た目の方が判断基準が高いそうです。


私は今後10年でこの山をのり越えるのではと思います。
メールや通信だけでは不十分なことはみんな知っています。そのノンバーバルなやりとりを、双方向のホワイトボードのようなもので実現するのか、テレビ電話で実現するのか、それとも仮想現実(VR)のようなものなのかわかりませんが、きっと乗り越えると思います。外れたからゴメンナサイ。20年後になるかもしれません。(^^;


そのときは、通勤が必要なくなります。自宅にいればいいのです。
距離がなくなります。通信事情は日本国内ではほとんど解消されると思いますが、フィリピンは中国よりも通信事情が悪いので、リゾートで仕事というのは難しいかもしれません。しかし、都心に住むよりも風向明媚な沖縄や夏は北海道で住んで仕事をしたいという人が増えるかもしれません。





パソコンは、PDAの大型のようなものになっていると思います。
ノートパソコンの画面の部分だけじゃないでしょうか。見るだけだったら、キーボードは入りません。PDAの小さなキーボードだったり、携帯のボタンでもいいのです。そういったものをA4のものを2~3枚、B5サイズのが1枚持ち歩くのではないでしょうか?サイズや電話や音楽機能の違い、メモリーのサイズやCPUの速さは違いますが、基本機能は同じだと思います。学校の教科書もノートも辞書も、すべてそこに入ります。ネットワークにつながり、小説や雑誌、その他のものもそれぞれの使い方に応じて使われるのではないかと思います。実はこれはスタートレックで予測されていて、パッドと呼ばれるものがそれに当たります。本を買うときに印刷したものは2000円するが、ファイルだったら500円ということになれば、多くの人はファイルで事足りるかもしれません。


テレビは私は今のようなものはなくなってしまうと思います。
一つのチャンネルで、ニュースからドラマ、音楽番組をながすような総合的なものはなくなると思います。それぞれのチャンネルかネットで、スカイバーフェクトTVやケーブルTVのように独立したチャンネルになると思います。番組の中には魅力的なものはありますが、時間ごとにそれぞれ分けられているのは使いづらいです。すでにHDレコーダーが普及しはじめていますから、個人で好きな時間に好きな番組を見るようになっています。それが放送局まで逆流すると思います。地上波デジタルで画質がよくなったといっていることが根本的に問題を履き違えている思います。


すみません、インターネットの10年後のはずでしたが、自分のなわばりの予測をしてしまいました。たぶんHTML言語は残るでしょうが、整理されていくと思います。本当の情報を伝えるところは、XML(RSS)の方が主体となるでしょう。画面デザインをするためにHTMLが使われています。しかしそれはブラウザによって表示が異なるので不十分です。しかし、それがXHTML+CSSで制限をして使われていくのか、FlashやPDFの進化形がそれに取って代わるのかわかりません。しかし、あまりデザインが混雑過ぎるものよりは、シンプルの飽きの来ない方がよいと思います。








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Last updated  2005.08.27 23:17:28
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