イマ解きの眼

イマ解きの眼

2015年10月31日
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カテゴリ: 20世紀人間
 しかし、半年以上が過ぎ、連絡も来ないから、その掲載はもはやないのかと思っていたのである。 予算の執行期限の年度末(三月)を過ぎた四月の終わりに出版元に出かけてみた。 果たして冊子は完成し、出版されていた。 あっと心の中で叫んだ。 思わず頬(ほお)が緩んだ。 思いの外、丁寧に作られていた。 これまでに公共機関の発行する冊子で三年間記事をつくり、掲載した経験があるが、ほとんどがペンネームであり、署名記事は三本しかない。 それゆえ記事タイトルの下欄と目次欄にフルネームで署名されたのは私にとって慶事の一つと言える。
 何よりも講演会での講師としてのプロフィールに共著ながらその旨を謳(うた)えるのである。 その冊子はアート紙を用い、豊富な量の貴重な写真を活用し、必要に応じイラストを配している。 販売価格はその装丁、内容から見て廉価で手が届きやすいものになっている。 これには理由がある。 補助金が交付されていると奥書付近に記されている。 また、編著者は同じだが同じ内容の冊子が別の団体からタイトルを格調高く、学術的名称に変え、いわゆる報告書としての体裁を整えて出版されている。 と、その事務所の張り紙に記載されていた。 ここにも補助金交付事業と明記されている。 余談ながら私のプロフィールの一部として著書名を記載する場合はこちらにする予定である。
 さて、関係者には配布済みだから、私がそれを手に入れたとき、既に残部僅少状態だと言われた。 私にも印税代わりに配布された。 予算の関係で現在のところ再版の予定はないとか。 記念にその残部のうちから有償でさらに何部か分けてもらい、これまでお世話になった人たちお渡ししたいと思っている。 私の中でまた一つステージが上がったのを感じた。 仮に望みを一つ言えと言われれば、権威ある公共機関か図書館の広報誌の書評欄で近い将来に良い評価を受けられればと思っている。 もし、それが実現すれば望外の喜びとなる。 ”意思があれば、道は開ける”、いまそう思っている。 かのリンカーン大統領もそう言っていた。 その昔、月に降り立った最初の人は言った。 「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な躍進だ」。 その伝で言えば「人々にとっては小さな一歩だが、私にとっては限りなく大きな躍進だ。 最初の偉大な一里塚だ。」と書いておきたい。 私が冊子をもらった次の日に図書館からそれを取りに来たという。 それはこの記事を執筆している時点ではまだ登録されていなくて市民の人はみることができない。 やがて順次登録され、OPAC(Online Public Access Catalog 電子蔵書検索システム)で検索できるようになる予定である。
 そうそう、地元の新聞社が取材に来て、出版の記事を載せてくれたと聞き、ネットで確認したら確かにあった。 電子版は有料のためリードの部分だけが読めた。 別の人が同内容の記事を作成していてそれも確認した。 地元紙の記事を図書館で確認したいと思っている。





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最終更新日  2015年10月31日 00時02分06秒
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