空ちゃんとアッパとオンマ

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空オンマ

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週末に趣味の1つである温泉旅行へと

今回は修善寺への旅だった。

東京駅から踊り子号で2時間以上もかかり
空が一緒じゃなければ
「到着までの道のりも旅の醍醐味だね★」
なんて会話もあり得たかもしれない。。。

まぁ～欲を言ったらキリがない。
空が泣き出したり走り回ったりしなかった

空ちゃん一家には自家用車がない。
だからハッキリどこに行くのにも
手間隙がかかる。

何と修善寺駅から先はバスで35分ときた。
今にも眠そうな空だったが
彼女は乗り物に乗ったからと言って
眠る良い子タイプではない。

どちらかと言うと…
乗り物に乗って寝るのは嫌い派で
眠い時に乗せたら最後「降ろせ」「降ろせ」と
きっと喚くことだろう。。。

空と2人きりでの遠出（乗り物付）は
かなり神経遣うし疲れる。

できればしたくない。
いや　絶対嫌だ！
アッパも同意見だし

そんな心配事の中、当の本人は
バスに乗るや否やのバタンキュー（笑）
朝も早かったしさすがに疲れたのだろう。

肝心な空は寝ちゃったけど
観光地とされるいのしし村へまず立ち寄った。

いのししの動物園のくせして
レストランのメニューは
イノシシ鍋だとかイノシシうどんだとか…
全く意味不明の村だった。

それでも「食べな～い？」と問いかけるオンマに
まるでアッパは非人間を見るように
小っちゃな目を見開いた。

結局すぐいのしし村を後にして
丁度空も目覚めたことだったし（って言うか起こした）
さっきバスで通り過ぎた浄蓮の滝へとハイキングした。

こういう時は車っていらないなぁ～
とつくずく思える。
家族3人で山道に生えた花やススキを観賞し
お散歩しながら山を下って行った。

sora&jack-3

浄蓮の滝はいのしし村とはうって変わって
観光客がたくさんいた。

アッパはしきりに
「マイナスイオン　マイナスイオン」
と呟きながら大好きな滝に近づいていく。

taki

韓国の済州島でみた滝ほどの感動はなかったが
普段人込みの中で生活しているオンマにとって
とても癒される空間だったわ。

お決まりのわさびソフト（バニラ入りの辛さ抑え目版）も食べ
これは想像以上のおいしさに
3人で我先にとかぶり付いた。

そろそろ行かなきゃと向かった温泉宿は
世古峡にある正に絶景の旅館だった。

駐車場にある車は高級車が多く
今までにない温泉宿だぞ！
とオンマもアッパもウキウキだった。

そもそもこの温泉宿に泊まるきっかけとなったのは
あるクレジットカードの会員だったからだ。

きっと紅葉前の時期という事もあり
サービス満載で泊めてくれたのだろう。

そしてこのサービス…とっても度が過ぎていた。
それと言うのもご飯もフトンもいらないと伝えた
赤ちゃんの空に無料ジュース券が付き（大人は元々有）
部屋には浴衣が用意されている。

そして目が丸くなったのは…
空の席に立派なお子様ランチが用意されてたのだ。

食事はとってもとってもおいしかったし
オンマはもとより外国人のアッパも大満足だった。

が　空の分の夕飯はちょっと過度サービスな気がする。

第一空はほとんどを食べきれないでいる。
そして自分たちの分だけで精一杯の父母は
空のご飯まで食べる隙間が胃袋にはなかった。
実にもったいない。

オンマはフロントに掛け合うことにした。
と　どうやらフロントは空を子供1名様だと思ってたらしい。

だから過度な無償サービスではなく
有料サービスだったのだ!!

こうなったらオンマは強気に出た。
まさか旅館の手違いでの不当な請求に
応じるわけがない。

申込時の状況を調べたご主人は
不当な請求をチラつかせるどころか
謝罪をしてきた。

既に部屋にはフトンも敷いてたらしいが
それもそのまま使ってくださいとの配慮だ。

何て素晴らしい旅館なんだ☆
アッパはすっかり虜になってて
「また来よう」「また来ようと」
まるで老人のように何度も繰り返していた。

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