空ちゃんとアッパとオンマ

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空オンマ

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ご心配をお掛けしたリンゴ病（？）空は…
その後容態も落ち着き今の所問題もなさそう。

あの時はアッパとも大喧嘩になった。

リンゴ病の疑いがあった翌日
アッパは客先直行だったので
「いつもより遅くに出勤して大丈夫」との事で
空を保育園に連れて行ってくれる事になった。

オンマは少しでも余裕持って出社できるわ☆
と大喜びでアッパに感謝した。

朝も比較的ゆっくり目覚め
ゴハンもゆっくりゆっくり食べていた。

オンマは空の着替え等の準備の為単身で保育園へ向かい
空に邪魔される事なく準備を整えて駅へ向かう。

保育園の道のりは結構急な坂道が多い。
おまけに空の体重は12kg強とくる。
なのでオンマは毎日電動自転車で空を送り迎えしている。

この日はアッパに登園を頼んだので
電動自転車を貸してあげ
アッパが普段乗ってる自転車にオンマが乗っていた。

そしてオンマの自転車は毎朝実家に停めさせてもらってるが

だからアッパはバァバ宅まで行かなければならないし
オンマは駐輪場まで行かなければならなかった。

その道のりオンマの携帯が鳴った。
「もしもしぃ～」
いつもにもなく優しい声でオンマが出た。

「今どこにいるんだよ！空がオンマがいないって泣いて
保育園に行こうとしないから早く戻って来い！！」
と怒鳴り声に近い声が聞こえた。

オンマはもちろんの事ぶっちぎれた。

「アンタ私が今どこにいるか知って掛けてきてるの？
私だってこのまま戻ってたら遅刻じゃん！！！
空のアッパなら何とかうまく言ってでも連れて行きなさいよ！
大体アンタに任せたんだからアンタの仕事じゃないの！
ちゃんと責任とって最後までやり遂げなさいよねっ！！」

かなりの大声で捲し立てながら一方的に切った。

それでも空がやっぱり気になった。
客と会わなきゃいけないと言うアッパも気になった。

オンマは駐輪場までまた戻り家まで急いだ。
途中曲がり角で車にぶつかりそうになったけど
ハッと驚く時間すら惜しく自転車を走らせた。

家に着くも電動自転車が見当たらない。。。

「どうしたんだろう。。。」
「もう保育園に行ってるのかしら？？」

保育園に行ってるのなら逆にオンマは必要ないだろうな
と考えまたすぐに駐輪場まで戻るオンマ。

真冬なのに暑かった。
しかもアッパへの怒りで燃え盛り
文句を言いたくてたまらなかった。

アッパの携帯へ何度も電話するも繋がらない。
やっとこさ繋がったときは駅に入る一歩手前だった。

「もしもしー」普通の声で出るアッパ。
「今どこにいるの！」 と質問するオンマに
空を送って駅に向かう途中だと言う。

アンタのお蔭で必要もないのにまた家まで戻って
駅に来てもうクタクタだよ！
関係ない私を巻き込まないでよねー！

次々と出てくる文句にキリがないと思い
自らブチっと電話を切ったオンマ。

電車に乗ってる間も会社についても
怒りが収まらず絶対頭から湯気が出ていたと思う。

漸く落ち着いたかなと思い午後になりアッパに電話してみたら
「何で電話したんだ？おかしいんじゃないの？」
と不機嫌そうに言われまたブチ切れた。

もう絶対に許さない！！！

夜になっていつもの通り退社間際に電話するアッパ。
「ごめんなさい。。。」

オンマは謝られると何だかスッキリする。

「そうだよ！どう考えてもアッパが悪いよね？」
オンマはどうしても一言多すぎる。

まぁ～とりあえず一日で仲直りできて良かったけどねぇ。。。

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