着物に思いを馳せるとき、着付けを教えてくださった先生のお言葉を思い出す。
「買わなくてもいいから、本物を見て手にする機会を作りなさい」と。
着物はとてもお金が掛かる趣味で、
帯でも小物でもピンキリなんだけど‥知れば知るほど良いものが欲しくなり
貪欲になっていく。
だから着付けを習っている期間で私の審美眼が研ぎ澄まされたのは
間違いないと思われる。
先生は、ブランドのお店に行くことは(買わなくても)有りだと仰っていました。
私もそう思います。
デパートなどで、絨毯が敷きつめられているフロアのショップは
雰囲気に圧倒されちゃうかも、しれないけど
背筋をピンと伸ばしてフロア内を悠々と歩くのは嫌いじゃない。
寧ろ意識が高まり、気分が高調していくのがわかる。
ヒールの靴なら絨毯にすくっと埋もれる感じがまた心地良くて
ヒールにも優しくて安心して闊歩できる。
私の場合は、時間がなくて絨毯のフロアをダッシュ、してるときもあるんだけれどw
お店の佇まいも、無駄なものを削ぎ落とした感じの景観が好き。
商品の陳列も必要最低限◯
何より、お店の方の接客対応には感心することが多くて
スマートでクールで見習わなければ‥と思うひとも少なくない。
自分を研ぎ澄ませるのには最適の空間なんじゃないかな。
さっきSNSで某ブランドに似た食器を拝見し、
本物を知って偽物と向かい合える自分でいたいなと思った。
あとアンティーク難しいです。
着物はアンティークのものの方がいいなと思うものが多い私なんだけど
いざ自分のものにしようと思うと‥入手過程とか気になって躊躇うばかりでした。
情がこもっているものだったら‥と思うと恐いのです。
意中のひとは、仕事でアンティークのものを取り扱う機会もあるそうなのですが
とても気前よく自分のものにして愛でているのが、私には眩しくて羨ましくて
思慕の念が増してしまうのです。
↑ ほら、情がこもると厄介でしょww
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