
「無限に近い組み合わせのなかで、いま目の前で起こっている現象が生まれているのだ。
それを100や1000程度の因子を分析して、わかったつもりになることは、とても幼稚で傲慢なことなのだ。」
「真理はたぶん『直観』的にしか理解できないものであり、
その『直感』的に理解したことはおそらく正しいのだが、
その『直感』にもとづいて現実的な行動の判断をくだそうとするとき、
人間は間違えるのだと、私は思う。
判断をくだす時には、結局、その人の個別の体験や人から与えられた情報が入りこんでくる。
そのきわめてて限られた体験や情報によって判断するから、間違える。
すなわち人は間違いを繰り返す生き物なのだろう。」
しかし間違えるからこそ、素晴らしいのだ。『間違えた』と理解できる能力、
それこそが、人類という種の独特の進化をうながす力なのではないか、と私は思っている。」
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