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2008/01/26
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生活のすべてをヨガとし、
自他の心身を向上していく道として、
沖ヨガでは10の階梯を示します。

これを先の24日の龍村ヨガ指導者養成で教わりました。
そういえばこのブログで紹介していなかったことでしたので、
この沖ヨガの10段階を少しずつご紹介していきたいと思います。

みなさまヨガの8階梯は、ご存知だと思います。
パタンジャリが”ヨーガスートラ”で説く。8支則です。
アシュト:8つの 枝:アーンガ=アシュタンガです。


 これを自らのヨガメニューを差す名前に拝借しているわけです。)

それが有名な8段階ですが、

 「ヨガを4段階で説く
 6段階で説く、
 そういう説もヨガの歴史には存在した。」

 龍村修先生はおっしゃいました。

自分は去年、あるヨガ講座のためのヨガ知識の原稿を
書かせていただきましたので、そのことも調べていました。

これです。↓

  紀元前500年ごろ
  マイトリ・ウパニシャッドにヨガの6部門(6支則)が表わされる。

  2) 制感(プラティヤハラ)
  3) 禅定(ディヤーナ)
  4) 凝念(ダラーナ)
  5) 思弁(タルカ)
  5) 三昧(サーマディ)



それでは、沖ヨガの10段階はと言うと
1 ヤマ・ニヤマ
2 アサナ
3 プラナヤマ
4 プラティヤハラ
5 ダラーナ
6 ディヤーヤ
7 バクティ
8 サマディ
9 ブッディ
10 プラサード です。

これは沖 正弘先生の著書「ヨガの喜び」(光文社)に
詳しく書いてありますので興味のある方は
ぜひご覧戴くことを勧めます。

そのはじめに ヤマ・ニヤマをセットにしています。
ヤマは”禁戒”と訳します。ニヤマは”勧戒”です。
これは普通、第1段階と第2段階として二つに分けているものですが
これをセット、ふたつをひとつにすることで
生活に生かすヨガの心構えとしているのです。

日常の言葉で言えばヤマは”やってはいけないこと”
ニヤマは”進んでやること”です。

これを自分で決めて実行するのが
自律したヨガ、生活をヨガにしているということなのです。

 たとえば「食べ過ぎないようにする。」という禁戒を決めます。

 食べすぎは自分の体に対する暴力ですから
 ヤマのひとつ”アヒムサ(非暴力)”ですね。
 沖ヨガでは自分の目標を心に言い聞かすことを”誓い”といいます。

 これとニヤマをセットにします。進んでやることを決め実行します。
 たとえば、

 「少しの食べ物でも満足して神に、食べ物の命に感謝していただきます。」

 ニヤマの”祈り(イシュワラプラニダーラ)”ですし
 もう一つの知足(サントーシャ)”にも繋がっています。

このようにヤマとニヤマはひとつにして
行なうものです。沖ヨガの教えは
生活の中で実行して生かすヨガなのです。






参考 ヨーガスートラについて
先にもいいました、私が書いたヨガ知識についての原稿より
ヨーガスートラについてを抜粋します。以下参考としてお読みください。


ヨーガスートラです。

この8支則が、ヨガをしていく上の重要なカリキュラムとして
後世において発展していきます。

ヨーガスートラは、後期ヨガ(ハタヨガ)にも大きな影響を残しています。

 「ハタ・ヨーガは高遠なラージャヨガに登らんとするものにとって、
  すばらしい階段に相当する。」
               ハタヨーガプラディーピカー 1・1

 ハタヨガ(後期ヨガ)がラージャヨガ(古典ヨガ)の準備段階だといっています。
 古典ヨガ教典のヨーガスートラが”ヨガ根本教典”とよばれるのは、そのためです。
 ヨガのバイブル的な文献だと思ってください。


 2-3 心の分析

 ヨーガスートラは五種類の心の作用を説きます。

 1)正知:正しい知識
 2)誤謬:誤った知識
 3)分別知:ことばだけによる知識
 4)睡眠:寝ている状態
 5)記憶:経験の保持

 これらの働きを無にする、三昧のための方法として

 1)修習:瞑想の繰り返し
 2)離欲:すべてのものへの愛着を捨てる

 という方法を勧めています。

 そして三昧(サーマディ)とよばれるヨガの最終過程の
 状態の説明とつづきます。

 三昧にはつぎの二つの状態があります。

 1)有種子三昧:対象がある瞑想状態
 2)無種子三昧:無となった瞑想状態

 あとの無種子三昧が古典ヨガの目的である、
「心の作用が止滅した状態」です。



 2-4 ヨガの8支則

 ヨガの8支則、八つの枝(アシュト・アーンガ)とは、

 1) ヤマ
 2) ニヤマ
 3) アーサナ
 4) プラーナヤーマ
 5) プラティヤーハラ
 6) ダラーナ
 7) ディヤーナ
 8) サマディ の八つをいいます。

 1のヤマとは”禁戒”、社会的にやっては、いけないことです。
 内容は、つぎの5つです。

  1)アヒムサ(非暴力)非殺生、
  2)サティヤ(正直)嘘をつかない
  3)アステーヤ(不盗)人のものを盗まず
  4)ブラフマチャリア(梵行)性欲のコントロール
  5)アパリグラハ(不貪)むさぼらず。生きるのに最低限のもの以上所有しない。

 2のニヤマは”勧戒”、自己規範としてやるべきことです。
 内容はつぎの5つです。

  1)シャウチャ(清浄)心身の浄化。
  2)サントーシャ(知足)足るを知る。満足と感謝の心
  3)タパス(苦行)心身、感覚器官の訓練
  4)スワディヤーヤ(読誦)ヴェーダ教典の吟誦
  5)イシュワラプラニダーラ(祈念)神への祈り、行為を神に捧げる心がけ

 このニヤマの中の 3)~5)を特に”クリヤーヨガ(行事ヨガ)”と呼びます。
 生活の中で”行う事の”ヨガという位置付けです。
  3)タパス(”熱”の意)をつきつめると後期ヨガのハタヨガになりますし、
  4)スワディヤーヤはマントラ(呪文、真言)ヨガ
  5)イシュワラプラニダーラはバクティ(信仰)ヨガと
 展開していきます。
 (ヨーガスートラが完成されたとする4~5世紀ごろの
 こうしたヨガの動きを文献にまとめようとしたものとも考えられる。)


3のアーサナは”坐法”です。
呼吸法や瞑想のために静かに坐ることです。
ヨガポーズへの展開は、ヨーガスートラでは書かれていません。


4のプラーナヤーマは”調息”、呼吸法です。
呼吸を調整する事で、心身の状態を瞑想に持っていく意味があります。
プラーナは、気のエネルギーという意味です。

後期ヨガでは、これをエネルギーコントロール法として位置付けます。

5のプラティヤハラは”制感”、感覚をコントロールし、
瞑想のため感覚の雑音を遮断していくことです。

6のダラーナは”凝念”意識を内外の対象物に集中する瞑想です。
精神集中法です。

7のディヤーナは”静慮”、静かに心と向き合い、無心の境地になる瞑想です。
これが仏教の禅となった元です。無念・無心を目指します。

8のサーマディ”三昧”は、存在の真の姿である
真我(プルシャ:純粋観照者)そのものと一体になった状態です。


2-5 まとめ

ヨーガスートラは最古のヨガ文献であり
瞑想ヨガのテキストであるとともに
後に続くヨガの様々な形の発展を含むものです。

特にヨーガスートラで重要な点は、

* 瞑想の意味と心の状態の分析

* ヨガの八支則 の二つです。














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最終更新日  2008/01/26 08:57:31 AM
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