このLPをわざわざ買う理由は何かというと、ジャケや曲順ではなく、実はアメリカでリミックスが行われているというところなのだ。エンジニアはSteve Klenと言う人。全然知らん。そして、コレがアメリカの市場にあわせたダイナミックなミックスか、というと・・・う~ん、微妙。はっきりミックスの違いが解るのは冒頭(に置かれると違和感が凄い)Living On An Islandだが、楽器のバランスが変更されている程度。キーボードが奥に入ったがギターがそれほど出たワケでもない、という微妙なミックス。エンディングのギターは大きくなっているが。Rockin' Onのフェイドアウト付近やRunawayでもギターが大きくなっているのが目立つ気もするが微妙。 Whatever You Wantは間奏後に「You're showing~」の歌詞ではなく、タイトルフレーズに戻る不思議な編集が行われている。ミックスも違う。 で、要するに、マニア以外にあまり価値のないアルバム、と言う事だ。結局リミックスも効果的というより(英国盤に慣れた耳には)違和感を感じる部分の方が多い。ジャケもペンギンさんがいないから大減点だし・・・。
*注)正式なHNはNumber 6さんなんだけど、Quo Army Japanのメンバーは親しみを込めてこう呼ぶ。世界的(?)なStatus Quoコレクター。