2007.01.27
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カテゴリ: 音楽レビュー
 的外れなことを書くと怒られるんで(笑)あえて名前を伏せるが、ある友人は高校時代Vow Wowが好きだった。特にニール・マーレイ在籍時が大好きだったようだが、そんなんよりとにかく人見元基の歌、それに尽きるという。山本恭二なんか全然好きではない、Vow Wow好きにはわりと珍しいタイプだったように思う。

vowwow_helter.jpg 俺の当時の印象としては、人見はイアン・ギラン型のシャウターで、Vow Wowのサウンドも所謂80年代メタルの音だっと感じていた。HR/HMファンではない、むしろその手を得意としない彼がなぜ好きだというのかが、最近まで結構疑問だった。

 最近になって少し「もしかして?」っていうところが見えてきたのは、以前職場の人から借りたパープルのトリビュート、そして最近愛聴するホワイトスネイク。
 そのトリビュートで人見が歌っていたのがBurn(デーモン小暮とのデュエット)、Lay Down Stay Down、Lady Double Dealer、Strange Kind of Womanの4曲。最初聴いた時は「へぇ~、3期好きなんだな」と思っただけで重要なコトに気付かない。間が抜けている。
 で、ホワイトスネイクを聴いてて、特にカヴァーデイルの愛唱歌、Ain't No Love in the Heart of the Cityを聴いてて、「ハッ!」と思い当たる。カヴァーデイルと人見のそこはかとない共通項。ハードロックに込めたソウル?「黒い」までは行かないんだけど、明らかに滲むそっちの要素。まさか、高校時代からヤツはこのほのかな香りを嗅ぎ取ってた!?
 つまり、俺の「ギラン型」ってのが大きな誤解で、勿論(トリビュートに参加するくらいだから)パープルは大好きだろうけど、彼の影響を受けたシンガーの一人に間違いなくデイヴィッド・カヴァーデイルが存在するようだ。
 更に、ニール・マーレイのベースのうねり。初期ホワイトスネイクのボトムを決定づけていたのはこのうねりではないか。直線的なロジャー・グローヴァーとは明らかに違うタイプで、ここからもVow Wowが実は決して「パープル型」ではなかった、と言うコトが解る。って今更解ったのは俺だけか。その御本人がベース弾いてて、カヴァーデイル型のシンガーがいる、ソレはソウルフルなハードロック、ってスタイルではないか。

 ちなみに俺はというと、どっちかというと「サウンド派」なので、あの80年代臭いシンセと(俺も)山本恭二のギターがあまり好きになれないので、このバンドにハマるということは無かった。でもやっぱ、このシンガーは良いワ。今更。





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Last updated  2007.01.27 17:40:46
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