2007.05.28
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tsc_7_0aparis.jpg
Drums : Steve White


 この時点ではまだ「Hon Councilers」扱いのホワイティが初参加した曲。a Paris EPとしてリリースされ、そのリードトラックとなった。日本ではLong Hot Summerというシングルとして発売。
 TSC=夏、というイメージの人も多い様だが、この曲の存在は非常に大きい筈だ。印象的なシンセベースのメロディから始まり、ポールのソフトなヴォーカルが乗る。ファルセットによるハーモニーはミック。ドラムはホワイティらしいハイハットワークが聴けるが、一方で打ち込みのパーカッションとクラップが非常に大きい位置を占めている。
 7インチでは4分弱のところでフェイドアウトするだけなのだが、フルヴァージョンで聴いてもそこまでに美味しい部分が凝縮されたアレンジになっていて、Long Hot Summer Part 1という感覚でも聴ける名エディット。
 そのフルヴァージョンは12インチで聴けるが、インストのソロパートやコーラスの部分が更にヴァリエイションをもって展開される部分が後半を占める。ファンとしてはこちらの方が心地よいのだが。

 ライヴでも流石によく演奏された。初期は中盤にアンソニー・ハーティのスラップベースとポールのギターがぶつかり合う若干ハードなパートがフィーチャーされていたが、85年のツアー以降は12インチヴァージョンに忠実なアレンジに戻っている。時折Call Meに繋げてプレイされることもあったようだ。
 12インチヴァージョンは多くのベストで聴けるが、SInguler Adventuesなどでは後述の'89ヴァージョンが収録されているので注意。Collectionには7インチヴァージョンが収録。


tsc_introducing.jpg(Club Mix)

 テレビ出演でこちらのヴァージョンでのスタジオライヴが披露されたことがあるが、ポールがリッケンバッカーのベースを弾きながら歌うという非常にレアな姿が見れた。



tsc_lhs89.jpg(Long Hot Summer '89)
 まず1-2-3-4 (a Summer Qualtet EP)で登場、SIngler Adventuresに収録され、その後単独でシングルカットされたその名の通り89年のリミックス。ホワイティのドラムパートが完全に打ち込みに差し替えられ、ヴォーカルパートも新録され、バッキングヴォーカルにディーも加わっている。はっきり言って、出来は良く無い。個人的にはおそらくTSCで唯一「無視したい」と思える存在。





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Last updated  2007.05.28 21:47:13
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