(Album version) Hon Councilers: Drum Programming : Peter Wilson 後にアルバムからシングルカットされるこの曲だが、勿論これが最初のヴァージョン。ウィルスンがプログラミングしたパーカッションパートが曲の骨格を占めるが、前2曲とは違ってクールで、少し甘いソウルナンバーになっている。アルバムヴァージョンは別名「ギターヴァージョン」とも呼ばれる。間奏がポールのギターソロ、3分過ぎのパートがポールのスキャット、などの特徴がある。サビ前で掛け合い的になる部分はミックと思われる(ハーモニーも)。 (7' version) Hon Councilers: Drum Programming & Strings Allangement : Peter Wilson Saxophone : Billy Chapman Groovin' EPでのヴァージョンはリメイクではなくリミックスである。だが、かなり手が加えられていて、更に7インチと12インチで編集が違ったり、ダブがあったりなど、この曲のヴァージョンも複雑になっている。
ライヴではほぼこのヴァージョンにのっとったアレンジだが、「You're the Best for Me」のパートが倍の長さになり、エンディングの本来フェイドする部分の後に新しい、少しファンキーなインストのエンディングが付け加えられている。この部分にポールとディーの「Don't Go」というヴォーカルが乗ることもあった。また、打ち込みが無い分テンポが上がり、全体がハネた、よりソウルフルなグルーヴに変化している。 (Long Version) Drum Programming & Strings Allangement : Peter Wilson Saxophone : Billy Chapman Long Versionとクレジットされているが、長さはアルバムヴァージョンと同じで、7インチ同様のストリングスとサックスが追加されたミックスだ。多くのベスト盤にはこのヴァージョンが収録。 (You're The Dub Thing) Drum Programming & Strings Allangement : Peter Wilson Saxophone : Billy Chapman ダブとは言っても、所謂80年代リミックス的ダブ。サウンド的には12インチヴァージョンを基調に抜き差しを行っているようだ。新たな音の追加は(多分)無いからまあ、「ダブ」と呼んで差し支えないとは思うが。 Drum Programming : Peter Wilson Saxophone : Billy Chapman Singler Adventuresに収録されたヴァージョン。ヴォーカルとサックスが再録音、更にDX7ぽいシンセやディーのバッキング・ヴォーカルが追加されていて、大幅に印象が変わっている。ストリングスは未収録。ドラムパートも打ち込みが若干後退し、(ホワイティ脱退後のリミックスながら)生ドラムが目立つミックスになっている。「You're The Best for Me」パートを含むシングルヴァージョンを元にしているが、ライヴヴァージョンに準拠し、そのパートを2回繰り返すアレンジになっている。これだけ違うとほとんど再録音に聴こえる。