最近のポールのDVDは、すっかり耳タコのLet It Be、Hey Jude、というあたりはサラリと流して、むしろツアー初登場曲などをじっくり見せてくれるのでありがたい。DVDまで買ってしまう層が何を求めてるのか解ってるんだろう。 ただし、コレも前回のRed Square同様、ドキュメンタリー的な作りになっていて、演奏の合間に関係者やポールのコメントが挟まる。それと、曲順もかなりバラされている。流れで「ライヴ」を楽しみたい向きにはいまいち。
やっぱり今回一番の目玉はToo Many People/Bathroomで、案の定格好良いのだが、ここでポールは「ウイングスのファンに」と言って始める。ポール&リンダ・マッカートニー名義の曲なんだがな。まあ、格好良いからいいだろう。BCWでやってみたいアレンジ。 一番笑ったのは、Good Day Sunshineでポールが「I Feel Good」と歌った後に、オリジナルでレノンが小さく繰り返す部分をエイブが(嬉しそうに)再現していたところ。お前ビートルズ大好きだろう。俺等がI've Gotta Feeling演った後に「お~まいそ~(そーはー)」ってやらずにいられないのと同じ感覚だな。コレはポールのバンドはやってなかったけどね。