2008.07.07
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カテゴリ: 情報諸々
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 例えばアナログレコードはその登場から数えて100年を超える。円盤型のレコード(エジソン式円筒型じゃなくて)の特許申請が1887年だというから、CDが普及する頃が丁度100年くらいだった、と言える。
 それから20年。アナログレコードは120年経ってかなり衰退したが、いまだにその存在は生き残っている。俺は今年も新譜をアナログで買った。死んではいないのだ。

 CDの発明は1981年だと言うから、約25年。ここに来てCDは危機を迎えている。オーディオ/ビデオ両対応の新規格(だった)DVDや、デジタル配信。CDは死ぬのか?と言われるまでに、たったの25年。アナログは100年かかったのだ。

 で、そのDVD。DVDは死ぬ兆しがはっきりあるわけではない。だが、既に次世代規格としてブルーレイが結構頭角を現している。DVDの規格が定まったのが96年(開発は91年から)。10年で既に死の影が忍び寄っている感も・・・?

Version 1

 結論づけてしまうと、デジタルは寿命が短いのだ。多分ブルーレイの寿命は5年ってとこだろう。そう考えると、デジタル放送なんかいかにも危ない。3年後には既にその次の規格の準備が始まってることは間違いないし、10年経ったら「地デジ、あったねえ。アレはヒドかった」みたいな昔話がされてるに決まってるのだ。


Version 2
 だが、この比較は実はあまり公平なものとは言えない。っていうのも、「レコードの進化」の歴史を辿れば、SP盤が出たのが1900年代として、それから約30年で「大容量化」された新企画「LP」が登場している。これは78回転専用のプレイヤーでは聴けない。これが正式に発売になったのが48年だから、ここで一度「世代交代」が成されているのだ。
 しかもその後10年ですぐに「ステレオ盤」が登場。これも今までのモノラル専用のプレイヤーでは聴けず、しかもスピーカーが2本も必要だったのだ。「サラウンド化」である。

 実はコレ、CDとDVDの関係にそっくりだ。DVDをCDの進化形として考えれば、実はアナログもたいして寿命の長いメディアではなかった、と言う結論にすることもできる。結果としてデジタルの方が短いように見えるが、コレだって100年経ってみれば解らないのだから。


Version 1



Version 2
 結論として、アナログ、デジタル、ネット配信に至るまで全てに金をつぎ込むワリにはただで見れるテレビ(アナログ放送、デジタル放送を問わず)を全く見ない俺が一番損をしてる、と言うコトになる。

参考) History of Records and Recordings





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Last updated  2008.07.07 20:39:34
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