2008.07.23
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カテゴリ: 音楽レビュー
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 Feathered Friendsというアルバムで、Liveというタイトルの、70年代のライヴを集めたコンピレーション(73年と75年のライヴ)がディスク1、再結成後のLarge Afternoon全曲+デイヴ・グリーンスレイドのソロGoing Southから4曲を収録した2枚組、という、ちょっとワケの解らないコンピ。買った時の値段は普通のCD1枚より安いくらい(確か1200~1500円前後だったと)だったので、要するに「グリーンスレイドの70年代のライヴが聴ける+おまけ」くらいの気持ちだったわけだ。

 スナッパーミュージックが出してるワリにはおざなりなパッケージで、正確なクレジットがどこにも無いため、一番心配したのは「本当に70年代のライヴか」「実はこっちも再結成後のライヴだったりしないか」というコトだが、音を聴いたら安心した。
 レコーディングの音質もそうだが、なんか「70年代の拍手」って違うよね。なんか「コンサートを見にきています」「凄いもの(と期待されるもの)に参加しています」って言う感覚が微妙に伝わってくるんだ。今はもう、プログレってのは普通のポップミュージックだって誰もが知っているけど、この時代は「何か物凄いもの」だったんだね。

 グリーンスレイドの音楽ってのは、キーボードトリオ+キーボードもう一丁という編成にも関わらず、意外にポップ濃度が高い。勿論クラシック要素は前面には出るんだけど、その咀嚼っぷりがいい具合にポップに寄っている。クラシック風のオルガンのフレーズに急にブルージーなフレーズが、これまたいいバランスで混ざったりする。そしてシンガーの声が少しフィル・メイに似てたりもする。なんか絶妙にいいところで、その分小粒だったりする一面があるのもまた事実とは言え。
greenslade_compi_2.jpg
 しかしこのジャケだ。これくらい縮小するとうっかり(がっかり)騙されてしまうかもしれないが、よく見れば(よく見なくとも)解る通りロジャー・ディーンではない。いいかげんにディーンを真似した安っぽい漫画家(主な仕事は風俗レポートのカット描き)のやっつけ仕事と言う感じで、こっちの画像はブックレット見開きに載っている(載せるなよ)顔のアップなのだが・・・あ、そこのロジャー・ディーンファンの方怒らないで。いやぁ、これは近年稀に見る酷いジャケですよ。





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Last updated  2008.07.23 19:12:19
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