でも諦め切れず検索したらヤフオクで、コレと79年のミニアルバムがカップリングされたCDが出品されてるのを発見。残念ながら別に出ていた単独CDのボーナストラックは入っていなかったが、代わりにそのFour On The Floorが入ってるし、ともかく本編だけでも聴きたい、と思ったので迷わず入札。
競いもせず落札に成功したアルバム早速聴いてみる。うむ、予想に違わぬ「非ハードロック作品」である。完全にブルー・アイド・ソウル路線を狙って、でも資質がアレなんで自動的にロックになってると言う、かなり理想的と言っていいアルバム。 ハードロック的じゃないとは言っても、Stormbringerの名曲群(Hold On, Love Don't Mean a Thingなど)からは完全に地続き。トラピーズの3rd~Stormbringer~コレ、と続けて聴けばグレン・ヒューズという人が何をやりたいのかだいたい解る。 今挙げたのってヒューズの参加作品としては1枚おきになってるんだけど、その合間にBurnやCome Taste The Bandみたいなロック色が強いのが入って来るのが面白いんだよね。なるほど、そう言うところを行ったり来たりする人なんだな、と思った。そう考えるとどんどんこれ以後の作品が聴きたくなってくる・・・。
今のところ(まだ2回しか聴いてないけど)1曲目のファンキーなI Got It Covered、トラピーズっぽい・・・と思ってクレジット見たらメル・ギャリーとデイヴ・ホランドが共作者。つまり完全なトラピーズの作品だという(笑)Destinyがお気に入り。ラストのSmileなんかTSC時代のポール・ウェラーがやっても違和感無さそうだなぁ。
なお、貧乏臭いディスコ・サウンドに挑戦して大失敗したFour on the Floorは最低である!特にラストの16分にわたるストーンズ・メドレー。スターズ・オンにでも対抗しようと思ったのか?長ったらしくて退屈でもう最悪。