ウルトラヴォックスの後で日本からのVTRが挿入される。全てスタジオ収録のクチパクライヴで、しかもダイジェストなのが悲しい。実はラウドネス(Gotta Fight)も矢沢永吉(Take It Time)もここで放送された曲しか知らない俺だ。オフコースはもう一曲くらい知ってたかな。ここで演奏されたのはEndless Nightsって言う曲。英語曲をセレクトしたラウドネスとオフコースに対し日本語で押し通した矢沢は流石というか、この人は音楽の好き嫌いと違うレベルで「一貫してる」って意味でどうしても評価せざるを得ない一面がある。嫌なんだけど「格好いい」といわざるを得ないって言うか・・・。 当時から無性に引っかかったのは佐野元春のShame。アフリカの映像をバックに妙に荒い映像で歌う姿が映されるビデオクリップ風の映像が他の三組と全く違う印象だったせいかも知れない。 今聴くとこの曲、凄く「魂」の頃のレノンを今(80年代的な意味で)っぽくした感じの曲に聴こえる。それはこの画質、音質のせいだとも思うんだけど。とにかく、邦楽を馬鹿にしていた中二病の俺が妙に引っかかって、時々聴いていたのがこの曲。今回久々に聴いたけど、思った以上にいい曲だ。コレ入ってるレコード欲しいな。
日本からのビデオの後に登場するのはスパンダー・バレエ。メジャーな存在の筈なのに日本では放送されなかったみたいだ。Only When You Leave、Virgin、Trueの3曲を演奏したけど、実は俺はこのバンド全然知らない。今見ると音から見た目まで全てが80年代以外にあり得ないって感じがいいけどね。当時放送されてたら好きになってたのかな。