2010.09.03
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カテゴリ: その他の音楽話
 ブランキー・ジェット・シティをイカ天出身と呼ぶのは若干違和感があるが、X(国産)を早朝ヘビメタと呼ぶのは全然違和感が無いのは何故だろう(嫌いだからだな)。

miyao.jpg 最近(マイルス以外に)先日のフライング・キッズが切っ掛けだとは思うけどよく所謂「イカ天バンド」を聴いていて。あとKo-Ryuと呑みながら(コーヒーを)その手の話題が出て、その翌日ブックオフで宮尾すすむと日本の社長のCDを見つけてしまった、ってのもあるんだけど。

 80年代の終わりってのはやっぱり面白い時代だったんじゃないかな。英国では2nd・サマー・オブ・ラヴからマッドチェスター。日本ではイカ天があって、よくテレビベースでのブーム牽引で消費が異常に早まったようなことをいうけど、俺が今感じるのは、なんかアンダーグラウンドなものがアンダーグラウンドに収まり切らなくなって溢れだしてきた時代なんじゃないかと。
 ちょうど上の方で蓋をしてたMTV的なムーヴメントと入れ替わるようにして出てきたのが日本の「バンドブーム」と英国の「マッドチェスター」でしょ。俺が読んでた漫画で、主人公がその能力で抑え込んでた魑魅魍魎の類いが彼の力の消失に伴って出現してくる、って場面があるんだけど、イカ天ブームの「明らかにおかしい」連中がオーバーグラウンドで受け入れられてた状況ってそんな感じがする。結局淘汰されるっていう点もね。

 マサ子さんとかたまみたいなナゴム勢とか、どう見ても一発屋のブラボーやスイマーズ、どう考えてもこういう連中が世間一般でヒットしたりしてた状況っておかしい。今聴くと(実は当時聴いても)「さよなら人類」なんてどう考えても怖いし気持ち悪い歌なワケで。歌詞とか狂ってる(というより狂ってる状態を歌詞にしてる)じゃん。
 そんな中にもビギンとかフライング・キッズ、ジッタリン・ジンみたいな連中もいて、イカ天云々って枠を超えて活躍したりしてるんだけど、イカ天当時~メジャーデビュー直後の音源とかだとなんか異様に「次の時代へ無理にでも持ち込んでやる」っていう雰囲気があって、それは何故かロージズや初期の808とか、あっちの人たちの持ってる空気とも共通したりして。

 早いんだよね。フライング・キッズの話は書いたけど、例えばビギンの「恋しくて」とか今聴くとエリック・クラプトンのアンプラグドの影響とかありそうに聴こえるけど、実はあの当時エリックはまだJourneymanだったりして。宮尾すすむと日本の社長のおちゃらけファンク/ソウル風味も実はウルフルズより先なんじゃねえの?とか(実力差は別としてね)。オーラとか今なら絶対ビジュアル系って呼ばれたでしょ(曲もなんか最近のアニメの主題歌っぽいし・・・)。

 楽しかったしね、あの頃。





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Last updated  2010.09.03 21:38:40
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