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October 18, 2003
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「ハンセン病に咲いた花」を、厳粛な思いで、拝読しました。この本を世に出してくださったことを、本当にありがたく思います。

 私は20代の初めごろ「いのちの初夜」にはじめて出会いました。その後友人が借りたがったので貸してしまい、そのままになっていました。

 この夏、高山文彦氏の「火花‐北条民雄の生涯」が文庫版で出されました。私は初めて、北条さんの生きた時代やハンセン病のことをきちんと知りました。「いのちの初夜」を読んだときには、時代の風景についてほとんど無知なままだったのです。そんな状態であの名作を読んだつもりになっていたことを情けなく思いました。

 北条さんの生涯や時代背景を知って、改めて「いのちの初夜」を読みたくなりました。そこで出会ったのが「ハンセン病に咲いた花」でした。「火花」で知った内田さんや東条さんなどの作品もぜひ読んでみたいと思っていました。

 「火花」には、川端康成が北条さんの弔問に見えたとき、差し出したお香典に、面会した方々は誰も手を出さなかったという場面があります。私はそれを読んで悲しくて悲しくて仕方がありませんでした。どうしてこのような態度を取らざるを得なかったか、…あまりにも悲しすぎました。みんな20歳過ぎの若者なのに。

 「ハンセン病に咲いた花」に収められた作品を読んで、同じような思いになりました。彼らがどんな思いで生きてきたか、しみじみと心に染み入ってくるのです。悲しくて辛くて、そして国や社会の犯してきた罪を考え歯軋りするような気持ちでした。

 今はまだ自分の気持ちも整理できていません。ただ、あまりにも私達は無知で、そのこと自体が罪だと思いました。とにかく学ぶことから始めようと思っています。先日全生園と資料館にも行きました。そこで感じたこともたくさんあります。まだまだ、これからではありますが…。

 繰り返しになりますが、この作品たちを、われわれのもとに届けてくださったことをこころから感謝いたします。この作品たちは、忘れてはならない「罪の歴史」の証人です。私にとっては、いのちや人間というものについて真剣に考えるための師となってくれるに違いありません。

――――――――――



さようなら。さようなら。会える機会も全然なかったのにこう言うのは変かもしれないけれど。でも、永遠に会えないということを受け止めるために、言わずには居れない。

そうだ、私は写真を見たりあとがきを読んだりして、「いる人」だと思いこんでいたのだ。それも去年出た本だったから。今気づいた。だから、亡くなっているなんて思いもしなかったのだ。

こうしてだんだんと人生観というのは変わっていく。行き場のない気持ち。そういうものを抱えて、知らん顔をして仮面をかぶって、生きていくのだ。





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Last updated  October 19, 2003 01:51:59 AM


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