佐渡にわたり、砂金採りのコースになりました。腕をまくり,ビニールのエプロンをして、ざるを渡されました。
水の中の砂をすくい、水の中で揺らしながら小さな砂金を探すのです。鼻くそほどの砂金がちらちらと見つかりました。
もう夢中・・・・何も聞こえず、ただひたすら水の中でざるの中の砂を揺らしていました。
時間になったので、採れた砂金でペンダントを作ってもらい満足していました。
次の見学は金の製品の売り場です、指輪、ネッツクレス、金,金、金で作ったものばかりです。私は指輪を一つ見せてもらい、はめようとしました。
おや!私の指にはめていた,??十万円のダイヤの指輪がない・・・・・水の中に落としてしまったのか?胸が高鳴り、美しい金の製品も眼に入りません。
諦めるのに暫く時間がかかりました。時々むくむ時があって、ゆるめに作ったのが、いけませんでした。まあ・・・いいか10年もしたのだから・・・・。
やっと諦めて、友人にそのことを話しました。皆残念がり,いくらの指輪?と聞いてきます。安物さ!と負け惜しみにいいました。
やはりバスの中でも、無口になり、少し落ち込んでいました。考えないように、明るく振舞い、温泉に入り、夕食も済ませ、明日の用意をしていました、ふとハンドバッツクのポケットに、何か手に触れるものがあるのです。
見るとなくなった筈の指輪なのでした。いまさらあったともいえず、じっとこらえました。鷲も呆けてきたなあ・・・・としみじみ思いました。
指輪をはずして、しまった記憶がないのです・・・・布団に入り、嬉しさがこみ上げてきました。帰る飛行機の中で、
奥さん強いね…指輪なくしても、愚痴一つ言わない、まねできないよ・・・・私は心の中でだって、見つかっただもん!
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